たくさん手に入ったので
お待たせしました。
今日は天気も良いので日向ぼっこでもしていると双子メイドのルティとレティが通って行く。
「よお、ルティ、レティ」
「若様」
「日向ぼっこですか?」
「ああ、今日は良い天気だからな、それにしても凄い量のトマトだな」
俺は二人が持っているカゴにたくさん入っているトマトを見て言う。
「ええ、新鮮なトマトが手に入りましたので」
「料理長に頼んで今晩はトマトのスープにしてもらおうかと」
「それは旨そうだな、けどそれだけたくさんあるなら他の料理も作ってみたらどうだ?」
「他の料理ですか? 確かにこれだけあるとトマトのスープを作っても余りますが」
「スープ以外だとサラダに盛るくらいしか思いつきませんね」
「じゃあ、アレの出番だな」
「アレ? ああ」
「なるほど、そう言う事ですね」
ルティとレティは俺が何を言いたのかを理解して俺達は厨房へと向かうのだった。
厨房にはジョルジュがいた。
「料理長、新鮮なトマトがたくさん手に入りました」
「今晩はこれを使った料理をと思い、最初はトマトを使ったスープをと思ったのですが、若様と話してこのトマトを使った別の料理を作れないかと言う話になりました」
「別の料理ですか?」
「ああ、いつものようにアレの出番って事さ」
「なるほど、シェフィーネ王女の描いた絵ですね」
「ああ、シェフィーネ王女の描いた絵でトマトの絵を見つけてそれを解読したら新たなトマト料理が生まれると思うからな」
そう言って俺達はシェフィーネ王女の描いた絵がまとめてある書類を見るのだった。
「ケイネス様、失われたもの図鑑に載っているトマトを使った料理を見てからシェフィーネ王女の描いた絵を探していたのに今回はシェフィーネ王女の描いた絵から探すのですか?」
「まあ、確かにその方が効率的だと思うんだけど、何て言うのかな、たまにはシェフィーネ王女の描いた絵から解読してそれで出来上がったものが何なのかを失われたもの図鑑で見たいなって、そんな気分とかってないか?」
「なるほど、趣向を変えるみたいなものですね」
「そんな感じだ」
そして書類を見るとトマトの絵が描かれた絵を見つけた。
「トマトの絵が描いてあるな」
「これを解読すれば新たなトマト料理ができるわけですね」
「どんな料理ができるのかしら?」
「新しいものがどんどんできていくから今回も楽しみ」
俺もルティとレティと同じようにどんどん知らない料理ができていくから、最近シェフィーネ王女の描いた絵から今度は何ができるのか楽しみになっているんだよな。
今度はどんなものができるのだろうか。
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