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東国の調味料を訪ねて

すみません、体調を崩して投稿が遅れました。

「リック、お前に聞きたい事があるんだが」


 ジョルジュの奥さんのカホさんに玉子焼きを食べさせ東国について色々聞いた次の日、俺は使用人のリックに聞きたい事を聞くのだった。


「どうした、若? 俺に聞きたい事って?」


「リック、お前の家って確か商品を仕入れて売ったりしている店だったよな?」


「ああ、俺の親が店長をしているんだ」


「確かお前、うちで仕事する前は手伝ってたって言ってたよな? で、店に買い物に来る常連の人と結婚したんだっけ?」


「おう、一目惚れって奴だな、一目見ただけで何て言うかこう全身に何かが走ったような衝撃があってよ、それで色々頑張って結婚できたんだよ」


 おうおう、お熱いな。

 まあ、本題は別だけどな。


「お前の実家の店に今から行っても良いか?」


「今からか? 何か買いたい物でもあるのか?」


「ああ、ちょっと聞きたい事もあってな、お前も一緒にどうだ?」


「良いのか? まだ仕事中だぞ?」


「俺の護衛って事で来れば問題ないだろ、お前昨日は家に帰ってないだろ? 子供が帰りを待ってるんだからちょうど良いだろ」


「おう、サンキュー、若」


 こうして俺はリックを連れてリックの家に行く事になった。

 うちは辺境だからリックの家もジョルジュと同じように歩いて通える距離だから、普通に歩いて向かう。

 道中、特にこれと言った問題も何もなく普通にリックの家に着きました。


「おう、帰ったぞ」


「おや、リック、お帰り」


「おう、帰ったか、リック」


 リックが入ると女性と男性が話し掛ける。

 女性の方はリックの母親のマリーさんで男性の方は父親のラックさんだ。

 

「あなた、お帰りなさい」


「パパー」


「おう、帰ったぞ」


 リックの両親に続いて女性と子供が出て来る。

 女性の方がリックの奥さんのジェシカさんで子供の方はリックとジェシカさんの娘のエマで歳はアニスの二つ下の六歳である。

 リックは笑顔で近づいて来るエマを抱っこしてジェシカさんと話をしているとマリーさんが俺に気づく。

 

「え? ケイネス様、どうしてここに? ま、まさか、うちのバカがとうとうリカード家に取り返しのつかない事をしてしまったのですか!?」


 俺を見て何を勘違いしたのかマリーさんはそんな事を言い出す。

 本当に何を勘違いしたんだ。


「リック!! あれほど敬語は使った方が良いって言ったのに、何をやらかしたんだい!!」


「変な勘違いしてんじゃねえよ、おふくろ、何もしてねえよ」


「ああ、リックは何もしてないから大丈夫だよ」


 俺が言うとマリーさんは安堵する。


「そうですか、なら良いんですけど、でもやっぱり貴族様の家で働いてるんですから、敬語くらいは使った方が良いと思うのですが」


「それなら俺だってマリーさん達に敬語で話してないけど?」


「ケイネス様は良いんですよ、貴族が平民の私達に敬語なんて使わないもんだと思ってますから、むしろ偉そうな感じにしないだけで良い貴族様だなって思ってるんですから」


 平民が貴族の良い悪いを判断する基準がそれで良いのか?

 リンシア様なんて平民に対しても敬語で話してるんだぞ?

 その基準ならリンシア様相当良い貴族様って事になるな。


「はあ、リックもそうだけど、ラックも敬語とか使わないんですよね」


「当たり前だ、他人にいちいちヘコヘコして敬語使うのはどうも性に合わん、できてケイネス様と様付けで呼ぶ事くらいだな」


 腕を組んで言うラックさん。

 貴族相手にも動じないのは凄いな。


「でも、あなた、ケイネス様や領主様方が心の広いお方だから良かったけど、他の貴族様だったらマズいと思うわ」

 

「まあ、確かに若や旦那様や奥様が細かい事気にしない人だから良かったってのもあるが、俺も親父と同じで、どうも敬語で話すのは性に合わないんだよな」


「あなたったら、ケイネス様、本当に大丈夫なのでしょうか?」


 心配になったのかジェシカさんが俺に聞いてくる。


「いや、特に問題はないと思うけど、他の貴族の家なら何か言われるかもしれないけど、少なくとも親父と母さんはそんな事いちいち気にする性格じゃないし、だから何も問題はないと思うよ」


「そうですか」


 俺がそう言うとジェシカさんは安心したみたいだ。

 

「それに、個人的にリックもラックさんも敬語が似合わないって感じがするんだよな、何て言うか、この二人が急に敬語になったら、何かの病気か呪いにでも掛かったんじゃないのかと思うし」


「「あー」」

 

 俺がそう言うとマリーさんとジェシカさんが納得したように同意する。

 

「まあ、使用人と言ってもリックの仕事は執事とかそういう感じの仕事じゃないから」


「確かにそうですね、ところで今更ですけど、今日は何か用があって来たんですか?」


「ああ、そうだった、マリーさんに聞きたい事があるんだけど」


 俺はここに来た目的をマリーさんに伝える。


「東国の調味料ですか?」


「そうなんだ、この店ならそれがあるかなと思ったんだ」


「東国って海の向こうにある国ですよね? ラック、何かあるかい?」


「そう言えばいくつか仕入れたな、東国の物だから珍しいと思ってな」


 まさかと思ったが本当にこの店に東国の品物があったよ。

 お目当ての物があると良いな。


 


 

 


 


 


 

読んでいただきありがとうございます。


面白かったらブクマと評価をよろしくお願いします。

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