表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
149/197

見つけたもの

「あったぞ、それっぽいもの」


 俺が言うと全員がそのページを見る。


「ランニングマシン、外の天候など関係なく部屋で歩く運動ができる運動魔道具、自由に歩く速度を変える事ができ、いつでも自分の部屋でできるので人前で運動したくないあなた、常日頃から運動不足を感じているあなたにお勧め」


 ランニングマシンのページにはそう書かれていた。


「部屋の中で歩く運動ができるって事か、速度を変えられるって事は走る運動もできるって事だよな? ダイエットに最適じゃねえか」


 リックの言う通り確かに最適な運動魔道具だが。


「最適なのは良いけど、どうやって作るの? 俺達の中に作れる人間いないじゃん」

 

 シオンの言う通りこの運動魔道具を作れる人材なんてうちにはいないぞ。

 

「作れる人間もですが、作り方すらわかりませんし」


 ルートの言う通りそもそも作り方すら知らないしな。


「一応シェフィーネの描いた絵の中にこのランニングマシンと思えるものがないか探してみないか?」


「そうだな」


 エドウィンの言う通り俺達はシェフィーネ王女の描いた絵の中にないか確認する事にした。


「あ、もしかしてこれじゃない? 何となく似てるわよ」


 ユーリが見つけた絵を見ると確かにランニングマシンと思われる絵があった。

 まさか運動魔道具の作り方の絵も描かれていたとは。

 ランニングマシンと思われる絵を見るが。


「作り方は確かにあるが、何が何だかさっぱりわからない」


 それしか言えなかった。

 本当に作り方の絵が描かれているけど全くわからないとしか言えなかった。


「作り方の描かれた絵もありますが、こういうものはその手の専門の者に作らせるしかありません」


「だよなぁ」


 ジョルジュの言う通りこういうのを作れる専門の人達に頼むしかないんだよな。

 

「アンタ達何してるんだい?」


 するとラキムが俺達に話しかける。


「若ちゃん達何してるの?」


 ラキムの隣にはミスチーもいて俺達に問う。


「ああ、実は」


 俺は二人に説明をする。


「なるほどね、最近女性達の様子がおかしいと思ったらそう言う事だったのね」


「だから皆最近食べる料理の量が少なかったんだ、何でかなって思ってたけど」


 俺の説明でラキムとミスチーが納得する。


「二人はそう言うの気にしないのか?」


「奥様や王妃様みたいに細くて綺麗な見た目なら気にするかもしれないけど、あたしはそう言うの特に気にしない方だからね」


「なるほど、そう言えばミスチーはいつも通りの量を食べているけど運動はしてないよな?」


「うん、私たくさん食べても全く体重が増えないんだよ、でも魔法を使うからたくさん食べないといけないんだよね」

 

「そうなのか?」


「うん、魔法を使うとかなり消耗するからその分たくさん食べるんだよ」


 なるほど、魔法使いって魔法を使うと相当な消耗になるのか。

 だからミスチーってたくさん食べてるんだな。

 

「いくら食べても体重が増えないって今の女性達が聞いたら羨ましがるだろうな」


「何言ってるの? 体重が増えたくらいで何だって言うの?」


「え?」


「私を見てよ、たくさん食べて寝て起きてるのにこれ以上身長が伸びないんだよ? ずっとこんな幼児体型なんだよ? 私これでも三十過ぎてるんだよ? なのに身長が伸びないし初対面の人には子供と勘違いされる事もあるんだよ? 体重が増えた? いくら食べても体重が増えない私が羨ましい? 私からすれば細くて綺麗で身長が高いのに体重が増えて困ってるなんて贅沢な悩みだよね、若ちゃんも皆もそう思わない?」


「あ、ああ、そうだな」


 ミスチーの顔はいつもみたいに笑っているように見えるけど明らかに笑っていない。

 これ下手に言わない方がいい奴だ。

 他の皆も何かを感じたのか特に何も言わなかった。


「身長が伸びないって言うけど、それでもアンタの旦那はアンタを好きになってくれたんだろ? ならそれで良いじゃないか」


「うん、カイエンちゃんは私の事好きって言ってくれたんだよー」


 ミスチーは笑顔で答える。

 ナイスだラキム。

 

「それで話を戻すけど、そのランニングマシンって言う運動魔道具を作りたいって事で良いのかい?」


「ああ、そうだ」


「だったらあたしの旦那のとこに行けば良いじゃないか」


「あ、その手があったか」


 ラキムの言葉に俺は納得する。


「どう言う事だ?」


「ああ、知らなかったな、ラキムの旦那さんは鍛冶師をしているんだよ」


 エドウィンの疑問に俺は答える。


「鍛冶師を?」


「ああ、それと息子もいて息子も鍛冶師をしていて現在は奥さんと子供と一緒に王都の中央の方で自分の鍛冶師工房で武器や道具を作っているんだ、結構評判らしいぞ」


「なるほど、確かに鍛冶師なら物作りの専門家だからもしかしたら」


「そう言う事さ」


「話は決まったみたいだね、じゃあ今から行こうじゃないか」


 こうして俺はラキムと一緒にラキムの家へと向かうのだった。

 

 

読んでいただきありがとうございます。


本日二話目の投稿です。


面白かったらブクマと評価をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
まさかのランニングマシーン! 悩みはそれぞれですね…。太らない(太れない?)けど、背が伸びない…それも辛いかも。 ランニングマシーンが作れれば、ある程度解決?ですね。後は油物とお菓子を控えないとだけど…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ