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解決策

「原因は分かったけどどうすればいいんだ?」


 体重が増えた原因は間違いなく失われたもの図鑑で生み出された料理やお菓子をたくさん食べた事が原因だが、わかったところでどうすればいいのかが全然わからないな。


「シルの話では体重が増えた者達は三食の食事を二食にしたりとかして食べている量を少なくしているとかでダイエットしてるみたいなんだけど」


「それはいけません、食事をいつもより少なくさせるのは危険です、ましてや食事を抜くなど」


 俺がそう言うとジョルジュが言う。


「妻のカホが申しておりました、食事は毎日三食きちんと食べなければならないと」


「カホさんが?」


「ええ、人が何故一日三食を食べるのか、それは一日に使う体力を蓄えるためだと、動けば当然体力がなくなってしまうのでそうならないために人は食事をするのだと、それなのに量を減らしたり食事を抜けばいつもの量の体力が蓄えられず下手をすれば倒れてしまいます、だから食事は一日三食しっかり食べなければならないのです、ここ最近奥様の頼みだったので仕方なく女性方の食事を少なくしていましたが、やはり食事はきちんと食べてもらうように説得した方が良いでしょう」


「なるほど」


 確かにジョルジュの言う通りだな。

 今はまだ出ていないがこのままだと食事を食べない事で倒れてしまう女性達がたくさん出てしまうしな。

 となると食事を減らしたりするのは避けた方がいいな。


「しかし、そうなると他の方法でダイエットしてもらわないとな」


「ダイエットで痩せるって言ったら普通に身体を動かしたり運動したりすれば良いんじゃないのか?」


 考えているとリックが言う。


「まあ、確かにそうだけど、けどなぁ」


 そうダイエットで体重を減らすなら単純に運動すれば良い。

 すれば良いんだけど。


「それは難しいかもな」


「ん? 何でだ?」


「運動するって事はさ、走ったりとか剣を振るったりとかするだろ?」


「ああ」


「それってさ女性がやるのってどう思う? 令嬢や夫人とかがやるの」


「・・・・・・あ」


 俺が言うとリックは納得する。


「確かに令息がやるなら体力作りとかで周りも変な目で見る事はないでしょうが」


「令嬢や夫人がやるってなったら何があったんだって思うのもいるだろうな」


「そうよねぇ、シルフィスタ王女や騎士とか乗馬とか日常的に運動をする家系の令嬢ならまだしも、大体の家の令嬢はお淑やかな感じなのが平民のイメージよね、そんな令嬢達がダイエットで運動して汗を流したりしたら」


「完全に令嬢に対するイメージが崩れるな、そんな令嬢見たくなかったってなりそうだな」 


 ルート、シオン、ユーリ、リックが言う。

 確かにそうだな。

 貴族令嬢って多くがお淑やかなイメージがあるし、令息達ってどちらかと言えばそう言ったお淑やかな令嬢と婚約したいって言う者が多いな。

 一応誤解のないように言っておくけど、騎士とか乗馬とかで身体を動かしているたくましい令嬢が良いって令息もいるぞ。

 普段から運動して身体を動かしている令嬢達だって乙女な部分も兼ね備えているんだし。

 俺の婚約者のシルがまさにそうだ、けど。


「シルの話では王妃様もどうやらそうらしいんだが、それで王妃様が走ったりなどの運動をしたら」


「完全に王妃様に何があったのよってなってしまうわね、ましてや王妃様ともあろう者が人前で走るなんてできるわけないでしょ」


 ユーリの言う通り、国の王妃が人前で走ったりなどの運動なんて見せられるわけないよなぁ。


「いつもみたいにダイエットに最適の料理を作れば良いんじゃないのか? なんかあるだろ」


「うーん」

 

 リックの言うようにダイエットをしている人用の料理を作れば良いのだろうが。


「今回はそれだけじゃダメな気がするんだよな、無理のないダイエットをするための食事は何とかなるかもしれないが、やはり運動もした方が良いのかもしれないな、だって普段から身体を動かしているシル達ですら体重が増えたと言っているんだ、普段から身体を動かしていない者ならダイエット用の食事だけじゃ不安になるかもしれない」


「そうよねぇ、食事に気を遣ってもそれだけで本当に痩せるのって不安に思うわよね」


 ユーリも俺の言った事に同意するように言う。

 

「運動した方が良いって言うけど、そうなるとどうやっても人前で見られる事になるのは避けられないぞ」


 シオンの言う通り、運動は外でするから必ず誰かの目には入るわな。


「うーん、失われたもの図鑑に何かあれば良いんだけど」


「だがケイネス、その図鑑にはほとんど料理に関する内容しか載ってないと言ってたが」


 エドウィンの言う通り、失われたもの図鑑のほとんどは料理なんだよなぁ。

 

「しかし、化粧水と言う料理以外のものも載っていましたし、もしかしたらと言う可能性もあります」


「ここは一つダメもとで図鑑を見てはいかがでしょうか?」


「そうだな」


 ルートとジョルジュの言う通りここはダメもとで失われたもの図鑑を見てみるか。


「んー、やっぱり料理のページが多いな」


 失われたもの図鑑には料理に関するページが多く中々これと言ったものが見つからないな。

 後ろの方に行くと料理以外のものも載っているがそれでもこれと言ったものがないな。

 やっぱり失われたもの図鑑でもこれに関しては載っていないのかもな。

 かと思われたが


「ん?」


 俺はあるページで失われたもの図鑑をめくる手を止めるのだった。

  

読んでいただきありがとうございます。


面白かったらブクマと評価をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
確かに、令嬢達はイメージがあるから気軽に運動できない…。いったいどうするのか?見つけたページに、何があるのか、楽しみです!
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