原因
「話を戻すとして、体重が増えた原因って、やっぱり失われたもの図鑑で生み出してしまった料理が原因だよな」
「おそらくそうかと思われます」
俺が言うとルートが代表して答える。
やっぱそうなるよな。
「確かに旨い料理増えたもんなぁ」
「旨い料理ならたくさん食べるし、自然と食う量も増える」
リック、シオンの言う通り旨い料理はいくらでも食べられるな。
「さらに言えばお菓子もたくさん増えましたからな」
ジョルジュの言う通りお菓子もたくさん増えたな。
「あー、お菓子か、最初はクッキーとかケーキだけだったんだけど、パンケーキとかチーズケーキとか色々甘い物が増えたよな」
「そうよねぇ、お茶会でもクッキー以外にもドーナツとか出るようになったし」
「それからマドレーヌやカップケーキ、それからフィナンシェとマフィンだったか? そんなのも出るようになったよな」
「ええ、どれも美味しかったわね」
リックとユーリの言う通り、お茶会でもたくさんのお菓子が出るようになったんだよなぁ。
お茶会でもクッキーやケーキ以外にもチョコレートやドーナツだけじゃなくて新たにマドレーヌにカップケーキと言うお菓子、マドレーヌと似ているけど違うフィナンシェとカップケーキと似ているけど違うマフィンと言うお菓子を生み出したんだよな。
しかもそれらも普通のものとチョコレートで作ったものがあるし。
そのおかげでお茶会が豪華なものになっていったんだよな。
「お茶会で出すお菓子が豪華になったと同時に食べる量も増えてしまって必然的に体重が増えてしまったって事だよな」
俺が言うと全員もそうなんだろうなと頷くのだった。
「体重が増えたって言うけどよ、見た目そんな大して変わってなくねえか?」
そうリックが言う。
確かにシルも体重が増えたと言ってるが見た目は大して変わってないんだよなぁ。
「まあ、確かに増えたと言っても見た目は大して変わってないように見えるな」
「ああ、俺もカリーナの見た目は大して変わってないと思うな」
ルートとシオンも同じ事を言う。
「あなた達それ本気で言ってるの?」
しかしここでユーリが呆れて言う。
「女性ってそう言うの結構敏感なのよ、あなた達が見た目が大して変わってないって言っても彼女達にとっては大問題なのよ、ちなみに聞くけどあなた達それ彼女達に言ったりしてないわよね?」
ユーリが問うと全員が首を横に振る。
「そう、なら良かったわ、それ言ってたら絶対彼女達の怒りを買ってたわよ」
「そ、そんなに買うのか?」
「当然よ、リック、あなた奥さんにそんな事言ってみなさい、しばらく怒って口を聞いてくれないわよ」
「ま、マジか」
「ええ、あなた達にとっては何気ない言葉でも彼女達にとっては違うかもしれないわ、同じ言葉でも人によって捉え方が違うようなものよ」
「な、なるほど」
「だからリックも気をつけなさいよ、それとルートとシオンも何気ない一言でフレイアとカリーナの怒りを買うかもしれないから気をつけなさい」
「あ、ああ」
「わかった」
ユーリの凄みにリックだけではなくルートとシオンも頷く。
「若とエドウィン様も良いわね? 一番若いあなた達が一番気をつけないといけないんだから、特にエドウィン様はシェフィーネ王女があまり顔に出さないからって何かの一言で彼女を傷つけてしまっている可能性もあるんだから気をつけなさい」
おおう、こっちにまで来た。
でも確かに何気ない一言で誰かを怒らせてしまうのは確かだし気をつけないとな。
「あ、ああ、もちろん心得てるつもりだ」
ユーリに言われたエドウィンはそう言って頷く。
「あら、私とした事がごめんなさい、少し熱くなり過ぎたわね」
「ユーリ、私には何も言わなくて良いのか?」
「料理長はもう長いんだから余程の事でもない限り怒りを買ったりしないでしょ」
ジョルジュの問いにそうユーリは答える。
ジョルジュは孫もいるくらいカホさんと長い付き合いなんだから、そりゃユーリの言う通り余程の事がない限りないわな。
「と言うかまた話が脱線してるけど、原因は旨い料理や甘いお菓子がたくさん増えたから食べる量が増えたって事で、そのせいで女性達が無理なダイエットをしてしまっているって事だな」
俺が言うと全員が納得して頷くのだった。
原因はわかったけどどうすればいいんだ?
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