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帰りなん、いざ

召喚された、薄い顔の姫を

エベスは、懐かしげに見る


『これ、いけるんちゃうか?』


エベスは、ある考えに辿り着く


「あんた、こっちと、あっちと、

何方を選ぶ?」


『へ?』

という顔で、姫はエベスの顔を見る

この世のものとは思えない美少女エベスに、見つめられ

召喚された姫は、迷う


『このまま、エベス様の元にいるのは、楽しそう…』

と、『姫』は悩みながら、声を上げる

「でも、でも、でも…!」

悩み苦しむ声が出て、

彼女は告げた

「…か、帰りたい…かも…です!」


「「エベス様!それは危険です!!」」

と、レッドとグリーンは声を上げる


「…それが、『エベス』…か」

と、ピンクの頭を、無言でブルーが叩く


エベスは、頷き

その髪を,在らん限り伸ばして異世界から来た『姫』

その異世界では、ただ『少女』を繭のように包んだ


「あ、…」

と、その子は何か言いたげに、こちらを振り向く

その顔は、一瞬で、繭は巨大化し、

その大きさが、伽藍のひとつくらいになった時、

煌めくような,無音の爆発と共に、消えた


消えたのは、『召喚された姫』だけではない


影のように控えていた『ダリウス』が、

無言で、『エベス』らしきものを連れ去った事は、

それを目の端で捉えて動いた、妖精ピンクしか知らない



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