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自己愛は、ほどほどに
後から
物凄く後から
ハリーくんが無傷で走って来た
「ごめんなさい、ごめんなさい」
と、言いながら私に抱きつく
抱きついたその瞬間に
ペリ、とフローレンスさんが入る
触るな!というオーラが強すぎて、その場のもの全てが怯む
「お前は、分かっとんのか〜!」
こら待て、クソピンクjr
実体化したぜ
クソピンクjr
クソピンクjr、泣いてます
「やめい!」
今度は、実体化して泣き叫びながら、ハリーくんをボコろうとするクソピンクjrの首根っこを掴む
「お前はお前で、自業自得やわ」




