682/725
嫌な物を渡された先
「レゴの国」の汚い立髪及び体毛
最終的に渡った先は…
『ヨミ』の元だった
これ以上ないような『ムク』の嫌悪する顔に
『ヨミ』が笑う
「ヨミ様…酷い…」
ムクは、悲しそうな顔をして、咳き込む
「すまなかったね」
と、ヨミは笑う
そして『ムク』へのご褒美として、
『ヨミ』の中で、イメージする可愛いらしい姿の
『ムク』を浮かべる
しかし『私の可愛い姿は、コレかよ?』
と、ヨミは失望した
デザイン力がない
だが『ムク』は違ったようだ
「嫌です、ヨミ様…
み、短いです…」
「それなら…?」
と、適当にイメージするのは、ボリューム小さめのドロワーズと、
絶対領域的なニーハイ
(古い)
しかし、ムクは、
「コレで、目一杯蹴り飛ばせます!」
と、職務を全うできる喜びに満ち溢れていた
とても、美しい
ムクを見て、ヨミは思う
『着る物が、着れば
着こなす美しさを、こちらから考えるべきではない』
と




