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ムクの、お仕事

「回収してきました」

と、ムクは伝えて

「お疲れ様」

と、ヨミは応えた


「自爆か〜」 

と、袋の骸を確認しつつ、

『嫌いなんだよね』

と、笑顔でヨミは言う

「申し訳ありませんでした」

ほんの少しだけ、ムクは表情を変える 

(大丈夫だ)

と、笑顔でヨミは言い

「裁縫ができそうで、苦手そうなのを呼んで」  

と、ムクに伝える 

「はい」 

と、答え、ムクは引き摺る様に数人を連れて来る


「さて、みなさん!お仕事です♪」

 


自爆した遺体?はグチョグチョに破壊されていたけれど

ムクが保存したので、痛みは残る


それを、縫い集めるのが

先に来たものたちのへの罰である


罪に応じて、悔い改めれば 

そのものたちは、消滅する事ができるのだが、

取り敢えず、ヨミにとっての『引き出し』の中に入るだけで

開放された訳ではない


基本的には、ヨミの思うがままなのだけれど

あまりにも劣悪な環境で、人として少ない歳月しか過ごさなかったものは

案外、この環境に慣れるのは早かった


そんな時には、ムクが

その無表情さ故に、優しいと思うものもいた



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