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閑話休題 あの時のエベスとピンク

「エベッサン!

ええ加減にしとけよ‼︎」


クソピンクは、激おこである


「何で?」

と、エベスは、書類に目を通しながら

クソピンクには目を向けない


『…成る程な…』

とか、独り言を言いながら、書類を片付けていく


「わし、は!

次期龍王の、おかんにされる所やったんやで⁈」

と、ピンクは怒鳴る


一瞬エベスは手を止めて

「ええやん」

と、笑う


『はあ⁈』 

と、呆れるピンクに


『取り敢えずここまで』

と、伸びをしたエベスは


「クソピンク!風呂、風呂、風呂に付き合え」

と言う


「仕方ないなー」

と、渋々な、妖精ピンクに

エベスは、

その髪で、極上の繭を作るのだった

それはもう、かつてないほどの極上の…


とはいえ、エベス自身も日夜、研究を重ねた上の極上である

そして、自分を被験者にしての実験である


能力を独り占めする気は、エベスにはない

ただ、紛れもなく最高のものを真っ先に体験するのはエベスである

…失敗でなければ…


これまでに失敗はなかったが

ぶっつけ本番的な状況もあった

しかし、エベスはこう呟くだろう、鼻歌交じりで…


『私は失敗しないので多分…きっと〜』


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