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連れて行かれた場所

『こ、これは…?』

ケルベロス長男が、クソピンクに抱っこされて、連れて行かれた場所


それは、『幼体たちの部屋』だった 


「面白いから、観てみ」

と、ピンクは言う


初めに、目につくのは

親を亡くして、泣き叫ぶ子ども達


そして、その後ろに目立つ事なく

泣き叫ぶ子どもを、困った顔をして見ている…

怯えているわけではなく

恨んでいるわけでもなく

単純に困惑している、一群がいる


『あれは、植物か?』

と、

ケルベロス長男は、伝える言葉ではなく

ただ、呟く


「まあ、そういうこっちゃ」


と、ピンクはヘラっと笑い

『ここから行くか?』

と、意地悪く言う

ケルベロス長男は、ブンブンと首を振る


『大丈夫や、ここではないよ?』

と、ピンクは言う


最終的に連れて行かれた場所にいたのは…


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