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吐瀉王と吐瀉王の国

「かまいませんよ」

と、エベスは吐瀉王のご要望に応えて

繭を作る

「…おぉ…」

感極まったような声を出し、吐瀉王は

「か、感謝す…」

と、中途半端な感謝の言葉を呟いて

繭の中の人となった


「よろしかったのですか?」

ダリウスが問いかける


「うーん、難しいところだけれど

嫌な予感するんだよねー」

と、エベスが言うと


『…そうよね』

と、龍王の妃から声が聞こえた


エベスは

「この子は、いきなり卵を送りつけて来て…」

と、不満気に言うが

どことなく、その口調が親戚の叔母さんめいていた

その言葉に、

『フハハ』

と、さも楽しそうに笑う龍王の声が聞こえた


「多分、笑ってる場合じゃないと思う」

と、エベスは言う

『…私も、そう思う』

龍の妃は、龍王ほど絶対的な物ではない

だからこそ、気づいていたのかもしれない



さほど、時を置かず

当たり前と言えば、これ以上ないくらいの

情報が届く


王が消えたのだ


国が混乱しないわけはない


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