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肩の力を抜いてくれ

もうそろそろいいか、落ち着いてきたようだ

「王子様」

「私はもう王子ではない」

知ってます

「ヘンリーと、いや、いつものようにハリーとは、もう呼んでくれないのだな」

「○ッター?」

「何だそれは」

「何でもありません」

「…ベス」

「I hear you calling」

「…?」

廃嫡王子が混乱している、いや、私が混乱させている、混乱しているのは私も同じ

エリザベスの中身の私は、混乱すると頭の回転が速くなった、頭が良くなるわけではない

うける人にはうけたが、殺意を抱く人もいただろう

まぁいい、○ッター違う、ハリーくんが泣き止んだので良しとしよう

「…そうか、優しい君は壊れかけているのだね、かわいそうに

いきなり、こんな酷いことが起こったのだから仕方がない…私が君を守るから…!」


よし、ハリーくん?ヘンリーくん?も落ち着いたようなので

落ち着いて、彼も現実逃避ぎみの変なスイッチも入ったようなので話し合ってみるか

「ハリーくん?」

「…くん?」

と、ハリーくんに話しかけたまさにその時

『バン』と音立ててドアが開き、見知らぬおじさんがさっきの厳つい兄さんその他を引き連れて、我々が放置されていたエントランス?に入ってきた

なかなか、位の高そうなおじさんが、苦々しく口を開く

「さて、その方たちは、自分たちの置かれた立場は理解しているか?」

…うーむ

なぜここにいるのか、自分の存在すら全く理解していない

自分が理解していないのに、他人を納得させられるわけがない

さて?

ハリーくん、取り敢えず君の出番だと思う

願いを込めて見つめる、期待はしていない、でも頑張れ!


「…し、真実の愛に気が…「「し、真実の愛〜⁉︎」」…(?)」

あ、おじさんとかぶった、しかもハモった(私の方が声が大きかった)

しかも、ハリーくんとおじさん、ビクビクってした

いや、待てハリーくん、そんな明後日の方向に頑張らなくていい




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