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『殺せ』と言われましても
「あんたは、武力的にそこそこなんで骨だけ外す」
トップ的な?
地位も上的?
指示を出してる者の骨は外しちゃう
単純に無力化したいだけです
案の定、それだけで涙目です
特攻隊長も涙目で『うぐうぐ』してます
その姿に、トップさんも驚いています
(『自害はどうした?」という事でしょうか?)
「簡単に自害を出来ると思うなや?」
スーさんは、冷めた目で見る
それは、誰というわけではない
「奥歯に、毒仕込んで
失敗したら死ぬとか?そんな古典的な方法を知らん私やないで?」
多分、それは、エベスの記憶?
「粘着質妖精の、この私のテープや
口腔にまで侵攻して、最早お前の全歯は捉えた…」
何かよく分からないのに、これを聞く全員が息を呑む
スーさんは、その想いに応える
「さて、麻酔なきまま、この歯全てを抜いてやろうか?」
スーさんのことだ、ブンブンされてる雑魚どもにも聴こえているのが前提か?
スーさんは、ノリノリだ
「それとも、こいつの歯、1本1本に
骨まで溶ける、兵器を仕込んでやろうか?」
それは、糖質か虫歯菌か?
歯髄炎を言っているのか?
何とも恐ろしげなことを告げるのであった




