表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
259/725

レッド…それは

レッドは、想い出していた


第一王子なのだけれど、王太子候補にもなれないかもしれない人の事を…

それは、美しく頼りない、そんな人だった


支えになりたいと思っていた


自身が、第二王子が王太子が上がっても

その人がやらかしても、

自分が御后候補としてやってきた事は、無駄ではなく…

と思っていた


『でも、それって何だろう?』



目の前で、少女が

少年に変わる


美しい少年だ


『獣人は、決められた番以外は、愛せない』

と、いう

お妃教育の中で知った一文を思い出す


美少年は

見飽きていたのかもしれないが

その顔が、

ビキビキと鱗に覆われていくのは、初めて見た


それを恥じて、去ろうとするその手を…

私は掴む


驚いたように振り返るその人が


かつての、婚約者に似ていて

少し笑った














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ