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あれこれ、あれこれ
蛇さんと
執事を、指定された部屋に入れ
私が、クンクン言ってるブル・ケルベロスさん達の目の前で扉を閉める
…何、この雰囲気
「ナーガ…」
と、執事
「話しかけないで!お父様…」
おい、これどういうことですか?
『この、クソ親父が〜‼︎』
という、グリーンこと、フローレンスさんの物言わぬ拳が、
執事に届きそうになったので、私は、その拳をパシッと止める
「待て、グリーン」
と、言うと
「エベス様!ここは私に…」
と、冷たい目をしたグリーン
待て待て待て
「拳痛めてる場合やないやろ‼︎」
と、怒鳴ると
物凄く不本意な顔をして、引いてくれた
「今1番やらなあかん事は、新婦の準備やろ」
と、言うと
「…御意…」
と、取り掛かってくれる
「わしが殴ろか?」
と、スーさんが言い出した
「執事殴ったら、回復まで、時間かかるやろが?
お前ら全部、優先順位を考えろや!」
チャチャッと仕事して、先進もうや




