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わんわん 3
「「申し訳無かった」」
と、駆けつけた真ん中ともうひとつも、
ひとつ欠けたからか、この時間そういうものなのかは分からないけれど、
とても美しい男の子たちだった
「いきなりで、申し訳ない」
そう言いながら、現れたのは、
この国の王であろう威厳を纏った美丈夫であった
フローレンスさんが、毅然とした態度で言い放つ
「失礼ではないですか?」
と、そして
「エベス様は、貴方方が理解できる次元の方ではありません!」
と
「王!」
蛇さんが、心配そうな顔でやって来る
「私のせいですか?
私が、あなたが望む婚礼に…水をさして」
と、
「そんなわけ、あるか‼︎」
と、私は蛇さんに言う




