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我らの外交

「では…」

と、グリーンこと、フローレンスさん

「エベス様が目覚めた時、共に転移した者たちがいないと、

不安になると思いますので、共に移動してもよろしいですか?」

と、グリーンは言ったそうだ

交渉は大事


「軽い方ですから、私が代わりますので、

どうぞ、道案内を」

とも、平然と蛇さんにも言ったそうだ


蛇さんは 

「いやじゃ」

と、にべもなく断り

抱っこしたまま、私を抱いて…?

そう、

私を胸に抱いて、道案内をしてくれたそうで

その姿が、あまりにも優しそうで


空気を読まないハンスくんが


「あれって、

もしかしたら、母性が生まれるって奴ですかね…」

と、呟いたので

聞こえた蛇さんが立ち止まって、恐ろしい目で睨まれたそうだ



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