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その後の大国
その頃の大国は、ただ、脱力感に見舞われていた
王の死(?)
それは最悪の場合で、現在は未定な事で、下手に口にする訳にもいかず
少なくとも、王の拉致?これは確定と言ってもいいだろう
しかし、
王奪還の狼煙を上げようにも、
我が国にとって最も頼りになるはずの、力持つ者は、
声高らかに、他国へに恭順の意を示した
不安な思いを持つ、大国のその中で、
「大丈夫だ!」
と、声を上げた者がいた
「あの美しき、蒼の女神が、我らを叱咤激励してくださった!」
「「おおお〜‼︎」」
と、地鳴りのような声がする
「蒼の女神は、きっと我らに進むべき道を示してくださる!」
『ふ〜ん、おもろ…』
(エンジェル・スーは、分身も使えるのだ)
ニンマリと笑う顔は…エンジェルではない…




