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(ようこそ)輝く…
「そんな、事はしませんよ」
と、柔らかく言うと
「そ、そうか…」
と、少し安心したαさん…ふむふむ、効いてきたか?
「では、貴方の望みは?」
再び聞くと
「か、髪が…ふさふさ…」
私と、フローレンスさんは
「「その、望み!叶えましょう」」
と、応えた
αさんは、薄れゆく意識の中で
『…、お任せ…した』
と呟いた
数時間後、
特別な繭から現れたαさんは
繭のベッドに包まれ、誰もが驚くような
美少女に変化させられていた
彼は、驚きを持って迎えられたが
数千本に及ぶ植毛の為に、未だ意識が戻らずにいた




