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貴方の、お話を聞きましょう

「えっ?」


αさんが、不思議な顔をする


面白いので、しゅるるるる…と、繭を作る

「お話は、この中で…」

と、私は言う

髪1本、フローレンスさんと繋いで

『この方が、了解してくれたら、ついて来てくれますか?』

と、伝えると、

『もちろん』

と、答えが返って来て、嬉しい


「興味があるのでしたら…」 

「行こう‼︎」

食い気味です、αさん

「では…」


『新たな世界へ、参りましょう』


予め繋げておいた髪の、その意識に乗せて…

αさんは

私とフローレンスさんと共に、禁断の門を潜るのであった



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