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召喚勇者の娘は大変だ!  作者: 詩部 れいら
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チートな力

私は驚いた。テオは両親がお願いした使者かと思っていたからだ。


テオに聞きたいことが沢山あったが、結局その後テオは姿を現さなかった。私は自分の力が増加してるのを感じて、一年に一度の能力計測場へ向かった。これは、日本でいう健康診断や身体測定みたいなものだ。


「測定師さん、レーラです。測定をお願いします。」


そう言い、測定師は魔法陣を作り私を測定し始めた。

しばらくして、その測定師は青ざめ始めた。


「…これは…」


「どうしました?」


「鑑定結果です。上位精霊。属性は風、時、炎、水、氷、大地。魔力60000。体力50000。…見たことの無い結果です。」


「うーん、それってすごいの?」


あっけらかーんとした私に測定師の心の声。


(マジですか。この結果。チートすぎる…。ご家系的に普通じゃ無い結果が出るとは思ってたものの。)


「えっとですね、レーラ様。精霊、魔法使い、勇者剣士の全ての最上クラスの結果です。属性も普通は1個。多くて3つなのに、レーラ様ときたら6つ…。末恐ろしいです…。」


私は確か7歳までは上位精霊、属性は風水氷だけだったはず。魔力や体力も少しはあったけど微々たるものだった。日本で読んだ異世界転移ものは転移すると力が強くなっていた。その上私は2度転移したことになってる?!


私はお父さんに頼んで、修行用キューブを出してもらった。これは魔法で作られた空間で、どんなに強い攻撃をしても耐えられる箱だ。私はその中に入った。入るとそこにはこの異世界と同じ風景が広がっていた。しかし人は誰もいない。


「よし!まず羽のチェック!」

純白の羽を広げ、羽ばたかせた。あっという間に空高くまで上がり自由に飛ぶのは本当に気持ちよく最高の気分だった。


「よし、このまま!水の神よ」


と言うと指先から水が勢いよく発射し私はびしょ濡れになった。


「風の神よ!」


強い風を吹かせて私の濡れた髪を乾かした。うん、精霊の力と属性の方は大丈夫そう!次は、


「魔法はあまり覚えてないけど…」


「攻撃魔法と炎の属性を使って!」


「フォーリーフ!」


どがーーーーーん!!


下を見ると真下の森が半分まるこげになっていた。


「あ、やっちゃった。これはコントロールできるまでキューブの中しか使えないわ」


それからしばらくこのチートな力をコントロールする特訓を始めた。



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