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初めてのおつかい(?)


「今手が離せないのロイくん街までおつかいに行ってくれないかな〜?」


「いいよ母さん。」


こう言ってるけど街まで行くのも買い物するのも初めてだ。変な人に絡まれたくないから行きたくない。けれど、異世界の街と言えば路地裏で女の子が絡まれててそれを助けるってのがと多いしヒロインイベント来たかな?


「ロイくん初めてのおつかいだけど大丈夫?」


「母さんそんなに心配しなくても大丈夫だから。」


「それじゃヒチリア草5束とエニハギの樋爪1個とワイバーンの血を1個買ってき〜?この3つは全て薬屋に売ってるからね〜。それと残ったお金で何か買ってきてもいいよ〜。」


そう言って母さんは僕に金貨5枚渡してくれた。母さんいったい何を作るつもりなんだ?エニハギってなんだよ!それにワイバーンの血1個ってどう言う事だ?血って液体だろ?ちなみにこの世界の通貨を日本円で表すと

白金貨=10,000,000円

白金板=1,000,000円

金貨=100,000円

金板=10,000円

銀貨=1,000円

銀板=100円

銅貨=10円

銅板=1円

となっている。白金貨とか使う奴いるのかよ…。こんなの国の上層部の人達しか使わんだろ…。てか、母さん50万を子供に持たせて大丈夫なのか?ちなみに母さんには、僕のスキルLvを教えても何を持っているかも教えていない。たぶんもう察していると思うけれど。それだけ信用されてるってことだし、しっかり務めを果たしてこなければ。


「それじゃ母さん行ってくるよ。」


「行ってらっしゃい気をつけてね〜。」


さて家から街までは700mくらいだのんびり行こう。異世界に来てこうしてのんびり歩くのはあまりなかったから素直に楽しい。普段見ない花とか虫など色々見れるのが散歩の醍醐味だと僕は思っている。


ゆっくり歩いてるうちに街についたすごい賑わいだ!そして人の数もすごい!今までこの辺り田舎だとそんな事無かったのか。それじゃ買い物終わらせますかね…。その前に薬屋ってどこだよ!仕方ない…。あのヒゲもじゃの人に聞くか。


「すいません薬屋ってどこにあるかわかりませんか?」


「それならこの通りをまっすぐに行って2度目の角を右に曲がって3個目の建物だよ。」


「ご丁寧にありがとうございます!」


「それくらいいいよ!人が多いからスリに気をつけるんだよ。」


なんていい人なんだ!元の世界では道を聞いても嫌な顔される事が多かったからなぁ…。


言われた通りの道を行くとほんとにあったよ薬屋。あんなに親切にされたから少し怪しんでたけれどヒゲもじゃの人疑ってごめんなさい。


「失礼します。ヒチリア草5束とエニハギの樋爪1個とワイバーンの血1個ください。」


「小さいお客さんだね。おつかいかい?」


奥からいかにも老魔女っぽいおばあさんが出てきた。この人何か怪しい薬作ってそう…。


「はい!母さんからのおつかいです!」


「そうかいそうかい。ヒチリア草5束とエニハギの樋爪1個とワイバーンの血1個だったね?それなら金貨4枚と銀貨6枚だよ。」


そう言いながら商品を出してきたのだが、1個って言うのがよくわかったよ。血が氷らされていたのだ。理由がわかってしまうとつまらん。もっと何か凄いのかと思ったよ…。


「わかりした。どうぞ。」


「たしかに。それじゃ気をつけて帰るんだよ。」


よし!おつかい終了!ん?なんか路地裏が騒がしいな…。ついに来たか!?ヒロインイベント!そして僕は急いで騒がしい方に走っていった。

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