修行の成果
魔法や時間停止を使って6年の時が過ぎた。相変わらず毎日の修行は続けている。そして僕は重要な事に気づいたのだ。どうやら僕の家は貴族だったらしい。そして他にも兄と姉がいるようだ。そんなテンプレなと思ったけれど事実だった。今まで気づかんかっとか僕はアホなのか?
それに、僕には兄と姉がいるらしいのだが2人とも今は王都で働いているらしい。父親も王都で働いていたらしいのだが、父親だけ明日帰ってくるらしい。産まれた子供が6歳になるまで放置とか何してんだよ…。
まぁ貴族のようだし仕方ないのかもしれないけれど。
「ロイくんはお父さんに会う楽しみかな〜?」
「楽しみだよ母さん!」
「お父さんは王都で兵士様達の剣術を教えてたらしいからロイくんも帰ってきたら教えて貰おうね〜?」
「父さんはそんなにすごい人なの?楽しみー!」
正直この喋り方は疲れる。3歳からずっとこの喋り方なのだ。はやく年取らないかな…。この6年間の積み重ねた結果を見せておこう
名前︰ロイ・ヴィリア
種族︰人族
年齢︰6歳
Lv︰1
ユニークスキル︰時間停止(Lv3)・限界突破・全属性適性
スキル︰言語理解 火属性魔法(Lv4) 水属性魔法(Lv5) 土属性魔法(Lv5) 風属性魔法(Lv7) 光属性魔法(Lv6) 闇属性魔法(Lv3) 氷属性魔法(Lv4) 雷属性魔法(Lv5) 空間魔法(Lv3) 魔力操作 魔力感知 無詠唱
生命力︰10
魔力︰460
力︰20
敏捷︰36
称号︰なし
これが努力した結果だ。闇属性魔法と空間魔法と火属性魔法と氷属性魔法のLvが低いのは練習できるかの問題だったのだ。闇属性魔法は、寝てる間に暗闇魔法を使ったりしかできない。火属性魔法は、他のものを燃やしては危ないので物を温めるしかできない。空間魔法は、収納って魔法しか室内で練習できない。氷属性魔法は、室内では物を冷やすしか使う機会が少ないのだ。そして時間停止がLv3になってから18秒止められるようになった。どうやらLv1上がる事に6秒増えていくようだ。もうこの時点で最強だよな?18秒も止められたら止めてるあいだに攻撃し放題だし…。時間停止のスキルについてわかった事があるのだが、どうやら停止中は体力も魔力失うことがないので時間停止中に魔法を使えるが熟練度は上がらないし魔力アップは不可能。そして、時間停止中は他人を動かせないだが、その間に与えたダメージなどは停止が終わった瞬間に一気に押し寄せる。そして停止中は老いたりはしないので大丈夫だ。
そして、スキルのLvについてだが母さんが言うにはLvは、その人の熟練度なのだ。1~3が初心者(4等級魔法)、4~6が中級者(3等級魔法)、7~9が上級者(2等級魔法)、10が熟練者(1等級魔法)となっている。4等級魔法は、魔力の消費も少なく日常生活に役立つような物が多くて攻撃系は少ない。3等級魔法になると魔法使いと言えるようになる、魔力もそこそこ必要となり、攻撃系の威力も上がるので試合などで使われることが多くなる。ちなみに攻撃系の魔法が1番多い等級でもある。2等級からは、1発撃つには3等級魔法の倍以上の魔力が必要になるので使える者は少ない。使えれば宮廷魔導師になれる言われている。1等級魔法は、地形を変えるような魔法が多く魔力を全て消費する覚悟で使わないといけない。これは世界に極わずかしかいない。
うーん。これあれじゃね?全てのスキルをLv10にして1等級魔法使えるようになったら時間停止を使って魔力消費しない間に使ったら最強じゃない?やっぱりチートだわ…。
「ロイー!元気にしてたか!大きくなったなぁ!!」
そんな声とともに飛び込んできたのは見知らぬ男の人だった。誰かに似ているな?そうだ!僕だ!と言うことは、この人が僕の父さんなんだろう。
「父さん…なの…?」
はぁ…。またこの喋り方か…。