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6 友達の友達 -3-

 やっぱり三人は仲が良さそう。それに私、男の子は苦手なのになあ。

 ひかりちゃんと玲人くんは話しながらどんどん前に進んでいく。

「忍さん、どうかした?」

 俊くんさんが私の足取りが重くなったのに気付いて振り返ってくれた。

 ……あ。態度に出しちゃ、悪いよね。


「大丈夫です」

 首を横に振る。

「もしかして聞いてなかった? 俺たちが来るって」

 す、鋭い。

「……あの。お友達が来るって言うのは聞いてたんですけど、男の子だとは知らなかったです」

 小さな声で言う。


「あー。玲人とひかりってお互い男女って感覚ないみたいだから。ひかりも結構思い込みが強いっぽいし、説明とかすっ飛ばしたのかも」

「そうなんですか」

 確かに、話を聞いた時には絶対女の子の友達だと思ったもんなあ。

「玲人もがちゃがちゃしてうるさいからビックリしただろ。ごめんな」

 うーん。同意したら玲人くんに悪いよね……。


「あのー、俊くんさんは何年生なんですか?」

 話題を変えてみよう。

「え?」

「年上ですよね?」

 すごく落ち着いてるし。


「あの、俺も同学年なんだけど。中一……」

「え?! ウソ」

 思わず本音が出てしまった。だってこんな落ち着いた同い年の男の子、見たことないよ。

「そんなビックリするかな。俺、老けてる?」

 あー、動揺したせいで失礼なことを言ってしまったらしい。何だか俊くんさんが落ち込んだ様子に。

「す、すみません。えっとあの、俊くんさんって大人っぽかったから」


「さっきから思ってたんだけどさ、その俊くんさんって何なの。変だよ忍さん」

 ツッコまれた!

「え、だってあの、先輩だと思ってたから」

「俊でいいって。みんなそう呼ぶし。ひかりもそう呼んでるし」


 うーん。これ以上遠慮したら逆に悪い、よね。多分。

「分かりました。俊くんって呼びます」


 男の子は乱暴だし声は大きいしすぐに意地悪を言ったりからかってきたりするから、私は苦手だった。

 同い年の男の子とこんな風に落ち着いて話せたのは初めてだな、と俊くんと並んで歩きながら私は思った。


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