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ラピスラズリと琥珀  作者: なのるほどのものではありません
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あとがき:こぼれ話

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


『ラピスラズリと琥珀』を書き始めたのは、2010年。

ずっと放置してて、2017年の秋、15話くらいから一気に書き上げた物語です。

最初の頃と最後らへんでは、文章に相当変化が見られますね(笑)

恋愛小説の執筆が苦手だったので、恋愛をテーマにして筆を執った作品です。

Wordファイルの名前が「恋愛物」ってなっているくらいには、「恋愛を書くぞ!」という気持ちがこもっていました。


蓋を開ければ、子爵がせっかくアプローチしてるのに主人公が全然靡かない。

(これでも精一杯恋愛要素を突っ込んだつもりなのですよ)

ぜんっぜん恋愛要素が滲み出てこない。

(できる限りがんば(ry……

恋愛っぽいのは最終回くらいでしたね!

それでも、自分の中ではすごくドキドキしながら書きました。


全部読んでくださった人がいるかは分かりませんが、少しでもこの拙い物語を「面白かった」と言ってくださる方がいれば、幸いです。

是非、コメントやレビューを残していただければと思います。

同じ世界観の物語『サリーナ・マハリン』も掲載していますので、もし興味がございましたら、そちらも是非。


最後に登場人物のこぼれ話だけまとめて、あとがきを〆させていただきます。

読んでくださりありがとうございました。



========おまけ=========

◆人物こぼれ話◆

・ラピス

平凡な女の子を意識して書いた娘。愛してくれる親や、男女問わず良い友人に囲まれて育ち、常識的な判断ができて、人に甘えすぎず、時に無責任に同情したり、真っ当であろうとしたりする。あまりに普通のことを普通にできるからこそ、特殊な環境で生きてきた子爵からすると眩しかったのでしょう。


・子爵

ウィルと呼んでくれるのは、ミケルやアーノルドだけで、名前忘れられがち。従者になめられつつも尊敬される愛すべきムッツリ。結構初期からラピスに惚れてるけど、全然気づいてもらえない不憫な男。第1話のウズや、刺客のピピはあっさり殺したけど、身内のこととなると途端にメンタル弱くなる。(扱いにくかった)


・ブレトン

今作随一のお気に入りだった。最終話、立て込みすぎて全然書いてあげられなかった。子爵大好き。ダイドとは相性が悪い。


・ダイド

サクッとプロポーズしてサクッと振られ、さわやかに去って行った好青年。武力で強いからこそ、色々な局面で余裕。メンタルも相当強い。たぶん作中で一番強い。


・ヴェルサ

結局、子爵のことは相当甘やかしてる。「魔女はラピスを認める」という流れを作ったのは、クレイの汚名返上や、魔女の世界の調和のために尽力したこと対する、子爵へのご褒美的なものだった。


・刺客の魔女

つまるところ魔女のやっていることは、女一人を権力者のところに送り込み、時に体を使って取り入らせ、時に殺させるという所業。子爵やヴェルサがやっているのは、その管理であり、普通の世界で生きるラピスからすると、汚らわしく、軽蔑されて当然なことだと子爵たちは理解している。

子爵は軽蔑される前にラピスを魔女の世界から解放したかったが、結局突き放せず。

今後ラピスがそんな魔女の世界を理解して、どういう風に向き合っていくかは彼女次第。

刺客の魔女をベースにした別のお話もいつか書きたいな。


その他、何かあればtwitterなどでご指摘ください。


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