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異世界世紀末勇者無頼伝説   作者: ヘルメット
11/24

コロシアムの町へ

世紀末の人々は武器<拳法なのでそのあたりを書いていく話になりそうです。

「あ、こちらにいらっしゃいましたか、ギルドの依頼受付担当シンシアです。昨日はどうもありがとうございました。今日はこちらから依頼を頼みたいと思いましてお尋ねさせていただきました」


 昼飯をギルドの飯屋で食っていたら昨日オーガを引き渡した受付の女が尋ねてきやがった。 


「はい、ギルドからの依頼なんですが、隣のコロシアムの町では腕に自信のある者による闘技大会が連日開催されています。しかし最近町が物騒なことになっていまして、闘技大会で活躍した選手が後日襲われる事件が頻発しているのです」


「コロシアムだぁ?」


「ちょっと、それってゼロに囮捜査をしろってことじゃない?それってどうなのかしら」


「ゼロ様の力なら問題ねえだろうがクソ女!失礼だぞ!!」


 相手がなんだかわからねえが闘技大会は面白そうだ。少しは遊べるかもしれねえ。だが、囮捜査というのは利用されてるようで面白くねえなぁ・・・・・・そうだ、いいことを思いついた、ぐへへへへ。


「その依頼とやら、受けてやろう」


「ほ、本当ですか!?すっごく危ないですけど本当にやっていただけますか?」


「ああ、ただし成功したらギルドの食料は全部いただく」


「え・・・・・・」


「ああ・・・・・・無理よ。達成されたら本当に全部食べられるわ」


「俺、肉食っていいっすか!?肉食っていいっすか!?」


 

 そういうわけで歩いて半日ほどの距離のコロシアムに到着したわけだが、道中行き倒れていたコロシアム関係者を一人拾った。なんでも準優勝した賞金をもって帰ろうとしたら後ろから襲われたそうな。


「とりあえずモヒー、お前こいつ担げ」


「はい、了解っす!オラ、テメエ大人しく担がれろ!!」


「ねえゼロ?モヒーの肩当てのトゲ、あの人に刺さってるわよ??」


「しらねえ」


 ついでで拾っていっただけだから待遇はしったこっちゃねえ。放置して野犬の餌よりはいいだろう。回復に効くツボを押しておいたからじきに治る。

 整地された道はバイクで走れるのはいいのだが、サイドカーの横にモヒーがいると邪魔くさい。


「おい、モヒー」


「はい、なんすか?こいつ殺しておくっすか?」


「いや、そいつ殺すなよ。お前少し縮めよ」


「それはちょっと無理じゃない?」


「クソ女うるせえ!!俺ならやれるっす、うおおおおおおお!!!」


 少し無茶ぶりだったかもしれないが、がんばって縮んでいるようだ。サイドカー壊すなよ?

 小娘はハンドルと俺の間に収まっている。今度行ったらヒゲのところからバイクをもう一台ぶんどるべきだな。ぐへへへへ。


「で、行き倒れよ、担がれたままで良いから話せ」


「え、あ、はい。私の名前はシュギョ・ド・リョクスキーと申します。先日の闘技大会に出て準優勝したんですけど、帰りに賞金を頂いてこの道を歩いていたらいきなり襲われまして、身包み剥がされて転がされました」


「相手は一人なの?」

 

 小娘の言葉にシュギョの野郎は少し考えるそぶりで間をおく。


「・・・・・・一人だと思ったんですが、途中から八人に増えて、最後また一人でした」


「いまいちわからんな。まあまずはコロシアムに行って、試合に出てみよう。モヒー、お前出ろ」


「ヒャッハアアアアア!!!俺のじつりきを見せる時がきたっすねえ!!!俺優勝しちまうっすよ!?マジ優勝っすよ!?優勝したら俺、井戸がほしいっす!!あと肉と火炎放射器!!」


 火炎放射器ってこの世界にあんのか?あとで小娘に聞くとして、なんかすげえやる気だしやらせてみるか。


 そんなわけで俺達は夕暮れのコロシアムに乗りつけたのだった。




シュギョのトレーニング表


腹筋   1500回

腕立   1500回

スクワット1500回

ダッシュ 1000回

懸垂   1000回


5時間以内。


と書かれている。3度の飯よりトレーニング、目指せ拳聖!!


※ちょこっとキャラ紹介


ゼロさん・・・・・・普通にファンタジー世界でバイクをドロップさせるだけでもいかれているのに更に乗り回して風情とかをぶち壊す。バイクにはサイドカーを取り付けてモヒーを乗せている。邪魔だと感じている。


小娘・・・・・・バイクのタンデムシートに最初乗せたらしらない間に鳥型モンスターにさらわれかけたことがあったので、ゼロとバイクの間にはさまっている。早いのは怖いので加速すると目を閉じる。

ゼロはだいたい時速150kmくらい出す。


モヒー・・・・・・一生懸命サイドカーで小さく詰まろうとしている。何気に小さくなりつつシュギョを担いでいるあたりこいつの筋力は本物。コロシアムに参加する気満々だが、果たして活躍できるのか!?


シンシア・・・・・・ギルドの依頼受付担当。23歳の受付1年目。結構杜撰かつ、ひどい対応の多いギルドが大したクレーム問題に発展しないのは彼女の人気のおかげである。実はファンクラブがある。ゼロとは今後もしばらく関わることになるが・・・・・・。


シュギョ・・・・・・コロシアム初参加で準優勝まで行った新進気鋭の格闘家。ヒャッハーとだいたい同じくらいの強さだが、毎日すごいトレーニングしている。実はかなりの美形だが、フードに顔が隠れているため人気は出なかった。


新キャラに名前はついても小娘は名前がでてきません。一応領主の娘なのですが、影も薄いし能力も何もない完全なるお荷物勢。

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