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ドロップアウトからの再就職先は、異世界の最強騎士団でした~訳ありヴァイオリニスト、魔力回復役になる~  作者: 東 吉乃
第二章 楽士の奮闘、ここに極まる

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46.楽士というもの・3


「とりあえず名前」

「藤堂 真澄。名前と姓、反対だからね」

「マスミ=トードー……と。年は二十八だったな」

「うん」

「生まれはどこだ」

「日本、東京」

「に、……なんだと?」

「だから国は日本、首都の東京で生まれました」

「……ここはどう書くか後で考える。楽士としての経歴は?」

「答えるのが難しいなあ、それ。とりあえず三歳から習い始めたけど」

「トードー家は楽士の家系か」

「ううん、全然」

「は? それでどうやってヴィラードを習うんだ」

「元は母がヴァイオリン弾けたからその影響。でも小学校に上がるまでは普通に教室に通ってたわよ」

「教室?」

「そう。ヴァイオリンの」

「小学校とはなんだ」

「うそでしょアルバリークって学校ないの? 勉強っていうか、教育受ける場所」

「研究機関はあるが」

「……うーん多分噛み合ってないけどまあいいや。つまり学年で言っても通じないわけね」

「学ね」

「あーそこは気にしないで大丈夫。本筋じゃないし話もとに戻す。七歳からは個人の先生に教えてもらってた」

「名家の師か」

「さすがに貴族じゃないけど、まあ、うん。先生ご本人もだけど、ご兄弟とか親戚も音楽関係で高名な方が多かったかな」

「師の名前は?」

「ねえ。それ、書いたらむしろ怪しさ二倍だと思うんだけど」

「……それもそうだな」

「他に経歴っていったら、とりあえず入賞歴とか?」

「何かあるか」

「国内コンクールだと、……まあ名前は省くけど優勝したのが九歳、十一歳、十二歳、十六歳、十七歳。全部ヴァイオリン部門。二位が一回、十三歳の時。ただこれは弦楽部門のコンクールだったから、チェロ奏者に優勝持ってかれちゃった。国際コンクールは十九歳の時に二位だったかな」

「ふうん……それから?」

「それっきり」

「あ?」

「コンクールに出るのやめたの。だからそれっきり」

「他に何かないのか」

「ぜーんぜん。入賞してた頃はあちこちで演奏会に出させてもらってたけどね」

「弟子を取ったりは」

「ないないないないあるわけない。コンクールやめてからは慰問演奏くらいしかやってなかったし」

「専属相手は? 一人や二人、いただろう」

「そもそも魔力がどうのって言いだすとキリがないし絶対平行線になるからまあ横に置くけど、専属契約はしたことない。ていうか何度も言うけど私は楽士じゃないのよ」

「……理解に苦しむ」

「もっと分かりやすく言うなら、楽士のなりそこないってやつ」

「これだけ回復ができるのにか?」

「んー……平たく言うと、私の国ではそういう指標では評価されなかったのよね」

「逆に訊くが、どういう基準で楽士として認められるんだ」

「また答えにくいことを……」

「基準がないのか?」

「有り無しでいったら、目に見える基準は無い。多分ね」

「なんだそれは。益々分からんぞ」

「そもそも楽士――私たちはヴァイオリニストって呼ぶけど、その定義が根本的に違うのよ。例えばコンクールで何度優勝したって、それだけじゃ食っていけない。どれだけ難しい譜面を正確に弾けたところで、人の心は必ずしも動かない。誰かから求められて、この人の音をもっと聴きたいと思わせて、初めてそれは生きたヴァイオリニストになる」

「お前の音は素晴らしいと思うが」

「ありがと、嬉しい」

「……でも楽士ではなかった。俺がどれだけ言葉を尽くしたところで、お前はそう言いたいんだな」

「うん、……ごめんね。これだけは譲れない」

「別に構わん。俺には推し量れない何かしらの事情があるんだろう、辺境には」

「おいコラ辺境じゃないって何回言えば」

「正直俺にしてみれば経歴なんぞどうでもいい。選考会参加への手段でしかない」

「いきなりぶん投げたわね」

「俺が欲しいのは過去のお前じゃない。今、ここに生きているお前だ」

「ほんと物好きよね」

「お前が何故楽士でないのか、この期に及んで深くは訊かない。だが奇しくもお前が言ったように、指標がないのならば俺がお前を誇ることも勝手だろう」

「……買い被りすぎです」

「むしろ足りないくらいだ。第四騎士団の命運を賭ける相手だぞ」

「ちょ、命運って……もうちょっと後先考えたらどうなの」

「進むしかない人生にためらってなんぞいられるか」

「気持ちいいくらい直情型よね、見習いたいわ」

「……カスミレアズはともかく俺とお前はそう大差ないと思うぞ」

「えっ」

「まあ気にするな。それはそうとさっさとこれ片付けるぞ。このままお前と話しこむと夜が明ける」

「はいはい経歴書ね、真面目にやります」

「もう一度訊くが専属だったことはないんだな?」

「うん」

「仕官の経験は」

「ない」

「……」

「……」

「参ったな……」

「なにその手詰まり感。ちなみにアルバリークの楽士でまともな経歴ってどんな感じなの?」

「まずは出自だな。どの家出身か、それも本家か分家かでほぼ前評判は決まる」

「えー? 同じ一族っていったって個人の実力は違うでしょうに」

「ばらつきはあるが全体的に見て確かに血筋で明確に違いがある。事実だから仕方ない」

「血筋っていうかそれ、良い指導者がいるかどうかなんじゃないの」

「そうかもしれんが細かいことは俺は分からん。あとは何歳で仕官に上がったかも重要視される」

「早ければ早いほどいいってやつ?」

「ああ。良家の出であることと期待値の高さが同時に証明されるからな。成人と同時が最も早い」

「そういや成人って幾つなの」

「十五」

「若っ」

「お前も九つで賞を取ってるだろうが」

「いやまあそれはそうなんですけど」

「他にものを言うのは専属がいるかどうか、いるならその相手のレベル。いなかったとしても、過去に申し込みがあったのならばその魔術士や騎士のレベル」

「つまり正騎士より神聖騎士の専属の方が上に見られるってこと?」

「そういうことだ」

「他には?」

「騎士団や魔術士団の作戦要請に応じた回数とか、あるいは王族や貴族の主催する会に召集された実績があればそれも加味されるくらいか」

「あのさ」

「なんだ」

「……全然当てはまってないじゃん!」

「……だから悩んでるんだろうが!」

「どうすんのよこれ……まともに書こうとしたら詐称どころかもはや別人じゃ」

「それだ。お前の素性は誰も知らんから、いっそその手でいくか?」

「奥の手としてありっちゃありかもしれないけど、書類審査で落とされなきゃいいけどね……」

「問題ない、実技がある」

「駄目な方向に自信満々だなー」


 よもや騎士団総司令官の執務室でこんな密談が交わされているとは誰も知る由もないだろう。

 こうして二人で頭を抱えつつ、相も変わらず噛み合わない夜が今日も更けていくのだった。


*     *     *     *


 どうしてこう先手ばかり打たれるのだろう。

 目の前の光景を見ながら、真澄は純粋な疑問を抱いた。エスパーかと突っ込みたくなるレベルで出端を挫かれている。

 経歴書に散々悩んだのが昨夜の話だ。粉飾したりこじつけたり拡大解釈したり、どうにか怪しまれない程度の書面に落とし込んで、今日の午後にでも早速提出しようとしていた矢先のことである。


 宮廷楽士長が真澄を迎えにきたのは。


 わざわざ第四騎士団の訓練場に赴いて、本人がいなかったからとこうしてアークの執務室にまでお越しくださって今ココ、だ。突然かつ珍しすぎる来客に、打ち合わせ中だったカスミレアズが目を丸くしている。

 宮廷楽士長は存外に若かった。

 三十の中ほどだろうか、隙なく着こなした制服と緩みなく首元に巻かれたスカーフが実に堅い印象を抱かせる。そんな彼女のきりりと上げられた眉に切れ長の瞳が、不意にカスミレアズを捉えた。

「昨夜の件、近衛騎士長にはお礼申し上げます」

 落ち着いた声音といい形式的な礼といい、いずれも隙がない。

「私の監督不行き届きでした。お手数をおかけしまして」

「……いえ、私は何も」

 これまた珍しくカスミレアズの歯切れが悪い。年上だからというわけでもあるまいが、微妙な面持ちを見るに苦手なタイプなのだろうか。

 そんな近衛騎士長の態度についてはまったく意に介さない風で、楽士長がアーク――第四騎士団総司令官に向き直った。先ほど入口で述べた来訪目的を続けるのだろう。

 しかし彼女が二の句を継ぐ前に、アークから苛立ちの声が上がった。

「聞き間違いでなければ、『俺の』専属楽士を『宮廷楽士長が』迎えにきた。そう聞こえたが」

 執務机に肘をつき、組んだ両手に顎を乗せる。

 合わせて眇められた両目は冷静さの分だけ凄みが上乗せされていた。

「そのご理解で間違いありません」

「何用だ」

「碧空の楽士殿におかれましては、武楽会の選考会まで『専属のみならず宮廷楽士としての仕事も平行してこなすこと』が義務付けられましたゆえ」

「断る」

「であれば、選考会への参加資格がはく奪されますが」

「何を根拠に? アルバリーク国籍は取得済みだ」

「従前の参加資格はおっしゃるとおりですが、昨今のスパイ増加などの不安定な情勢を鑑みて『危険人物ではないことの証明』が今回より規定されました」

「ほう。それは参加者全員に、か?」

「左様でございます」

「帝都の宮廷楽士ならばそれで良いだろうが、アルバリーク全土の一般楽士についてはどうするつもりか訊かせてもらおう」

「そちらについても然るべき措置が取られます」

「……なるほど。俺の知ったことではない、と」

「第四騎士団総司令官殿の専属は宮廷楽士ゆえ、ご放念頂いて何ら不都合はございませんかと」

「相分かった。その規定、言い出したのは誰だ」

 それまで淀みなかった楽士長の返答が、そこで初めて途切れた。

 しかしアークは手加減なしで畳みかける。

「言えないのならば規定は無効だ。責任を取れない奴の世迷言でしかない」

「……宮廷騎士団長のご決定です」

 明かすのは本意でなかったのだろう、渋々といった態で楽士長が声を絞り出した。

 相手が分かったところでどうするのか。

 真澄がアークに注意を向けると同時、執務机が鈍い悲鳴を上げた。

「あの野郎」

 激烈な眼光と共にアークが執務机を叩いて立ち上がる。ほとばしる青い闘気はどう見ても宮廷騎士団長に殴りこもうという気概が溢れすぎている。

 楽士長の顔が強張った。

 気丈さを保つようせめて表情は変えないようにしているが、明らかに怯えている。それを見て最初に真澄が抱いたのは「庇ってやらねば」という思いだった。

 男女の差だけでも勝敗は見えているのに、さらに軍人の本気をぶつけられるなど「怖い」以外の何者でもない。

 激昂の総司令官を執り成せる唯一といっていい立場にいる近衛騎士長は、酷く冷淡な表情で静観している。真澄にしてみれば意外な一面だが、楽士に恵まれなかった第四騎士団の過去を鑑みるに或いは至極真っ当な反応なのかもしれず、それをあげつらう気にはなれなかった。

「待って、アーク」

 歩き出そうとしたアークの腕にとりすがる。

「私は構わないから、怒鳴りこむのはやめて」

「お前が良くても俺が許さん。専属の腕を見くびられたも同然だ」

「事実知らないんだからしょうがないでしょ? 逆に良い機会でしょう」

 知らないからこそ人は恐れ、その本質を見極めようとする。

 ならばいっそ堂々と晒してやればいい。

「掛け持ちやるだけで訓練場が建つなら安いもんよ」

「だがお前の受けた侮辱は」

「分かってる。ありがとう、私の為に怒ってくれて。……私のヴァイオリンを、愛してくれて」

 なぜこれほどまでアークが激昂するか、分からないほど子供ではない。そして同時に、己の音を好ましいとこれほど真っ直ぐに言われたことはかつて一度もなかった。

 いつも名声はすぐそこにあった。

 だがそれは若くして超弩級の難易度を弾きこなす技術の高さと、機械のように寸分の狂いなく紡ぎ出す音程と、ミスをしない正確無比の演奏に向けられていた。

 音楽家として致命的に何かが足りない自分。

 目に見えないその何かを酷評された演奏なのに、アークは美しいと何度も言った。昨晩もそうだ。

「それは、……」

 虚を突かれたようにアークが口籠る。

「まずは条件を聞きましょう。怒鳴り込むのはそれからでも遅くないわよ」

 今にも血管が切れそうなアークを押し留め、真澄は楽士長を見る。状況を飲み込んだ彼女からは、すぐに宮廷楽士としての仕事内容が告げられた。

 聞けば、基本的には宮廷楽士としては午前中のみの出仕で良く、午後は第四騎士団付きで構わないらしい。

 ただし、いくつかの仕事――貴族の夜会や茶会での演奏、王族会食での演奏など――は、事前通達をするので、その時間も対応されたいとのことだった。

 どうやら楽士は騎士団・魔術士団の回復だけではなく、色々と手広くやらねばならないらしい。

 だが仕事として考えれば至極まともな内容で、到底無理な要求ではなかった。むしろ一日中ヴァイオリンを弾いていた若かりし頃を思い出して、懐かしささえ覚える。

 グレイスのことも気がかりであるし、楽士の現状を見極めるためにもまずは引き受けて損はなさそうだ。

 派閥がまかりとおる状態ならばグレイスのように馴染めていない楽士も必ずいるはずで、場合によっては何人か第四騎士団に引っ張ってこれるかもしれない。

 結局アークは最後まで難色を示していたが、真澄はなだめすかしてどうにか了承を取り付けた。



 さて、同意これすなわち働く意志ありということで、早速真澄はヴァイオリン片手に楽士長の後ろをついていくことになった。目指すは宮廷楽士の活動拠点であるところの楽士棟である。

 辿り着くまでのそれなりに距離がある道中、楽士長と真澄の間にはまったく会話がなかった。

 天気の話どころか自己紹介さえ省略だ。感心するほど徹底している。

 真澄自身は特段沈黙が苦になるタイプではないのでさして気にしないが、拒絶される空気の理由などは歩きながらもあれこれと考えてみたりした。

 いわゆる「シマを荒らした」状態には当てはまらないはずだ。

 そもそも楽士が寄り付かなかった第四騎士団の、それも総司令官専属だ。真っ平ご免で避けてきた相手なのだから、むしろご自由にどうぞとしたもんだろう。

 ところがそんな予想は楽士棟に到着してすぐ、ものの見事に外れたのである。

 通された部屋はかなり広く、床は絨毯が敷かれていた。武骨な石の床しかない騎士団の事務所棟とは、初っ端から雲泥の差だ。これだけで下にも置かない楽士たちの扱いが知れよう。

 大きく取られた窓からたっぷりと朝日が射しこむ中、あらかじめ招集されていたらしい楽士たちが、めいめい椅子にかけたり数人で固まっていたりしている。廊下にもさざめくように聞こえていた話し声は、今や水を打ったように静まり返っていた。

 さながら転校生状態で大勢の耳目にさらされながら、それでも真澄は落ち着いて部屋全体を見渡してみる。コンクールのファイナリストとして今から演奏するでもなし、緊張などまったくない。

 部屋にいるのはおよそ百名ほどだろうか。

 そのうち明らかな敵意を向けてくるのが半分ほど、部屋の中央に陣取っている者たちだ。蔑みの視線を堂々と向けながら、悠々と椅子にかけている集団でもある。自信にあふれた彼らを取り巻くおよそ三割ほどは、探るような警戒の色を隠さない。残る二割ほどは隅にそっと佇んでいたり床を見つめていたり、極力周囲との関わりを避けているような素振りだった。

 ふうん、なるほど。

 興味深く観察しながら、真澄は唯一の知り合いであるグレイスを探す。やがて見つけた彼女の立ち位置は最後方、それも壁際にたった一人で存在を消すように佇んでいた。

 一瞬目が合う。

 硬かったグレイスの表情が少しだけ和らいだがそれも束の間、彼女は何かを言いかけてすぐにその口を閉ざしてしまった。

 そうこうするうちに、楽士長から「自己紹介を」と声がかかる。幾つもの視線が真澄に突き刺さってきたが、構わず真澄は一歩前に歩み出た。

「マスミ=トードーと申します」

 聞き慣れない名前に、眉をひそめる者がちらほら見える。

「第四騎士団総司令官の専属をさせて頂いております」

 息を呑む音がそこかしこから聞こえる。

 思わずといった態で顔を見合わせる者、胡乱げに目配せを交わす者もいる。

「武楽会選考への参加資格をたまわるため、この度宮廷楽士として仕えることとなりました。以後お見知りおきを、どうぞ宜しくお願い致します」

 淀みなく述べた口上に、敵意が倍に膨れ上がった。

 場がざわつき始める。が、それを制したのは他でもない楽士長だった。

「早速ですが今夜、騎士団会食に伴う演奏要請が入っています。トードーの他、ガウディとレフテラを指名しますから対応するように。夜会の開始時刻は夕方六時、依頼の曲譜はこちらです。それでは解散」

 質問の時間も設けず、楽士長は楽譜の束を真澄に渡してさっさと部屋を退出していった。

 投げっぱなしにもほどがある。

 どうしたもんかと入口を眺めるも、楽士長が戻ってくる気配は皆無である。楽士たちもそれぞれ立ち上がり三々五々に散っていく。通りすがりに視線を寄越してくる者もいたが、話しかけられることはついぞなかった。

 見送り続けて数分後。

 部屋に残ったのはグレイスと、彼女の手を踏みにじった挙句にスカーフを破いたあの楽士だった。

 まさかの面子でいきなり三重奏である。

 どう声を掛けるか真澄が考えていると、レフテラという名の楽士が立ち上がり、真澄に寄ってきた。彼女が座っていたのは部屋のほぼ中央で、どうやら宮廷楽士として主力の一角を占めているらしい。

「くれぐれも足を引っ張らないようお願いしますね、碧空の楽士様?」

 返事を待たず、レフテラは真澄の手から曲譜を一部引ったくり、部屋を出ていった。

 

 不協和音にしかならない未来が見えるが、さて。


 肩を竦めつつ真澄が視線を落とした手元の曲譜は、予想どおり解読できないタブラチュア譜だった。

 初見の曲を数十、読めない楽譜、合わせる相手は行方知れず、会場の雰囲気も未知の世界で、残された時間は半日もない。分かりやすすぎる挑戦状に、真澄は一つため息を吐いた。


 受けて立つ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] > 貴族の夜会や茶会での演奏、王族会食での演奏 いろいろ格式とか決まりとか、警備とか何か魔力を使う理由とかあるんでしょうけど、戦地では楽士がいなくて人が死んだり死にかけたりしてるのに、その…
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