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ケンカ勃発

「ちょっと待って!私はコミュ障じゃない」

私は反論するが、小熊はスルーして話し続ける。

「あなたは、あまりにも優れすぎたが故に、人に頼る必要もなかった。そのうえ優れすぎたスペックと同等クラスのプライドが人とのかかわりを拒否した。」

「ちょっと話聞いてる?」

小熊は、無反応のまま続ける。

「その結果、クラスだけでは留まらず、同学年から他学年にまで広がり、教師たちにも知れわたり、全校にまで広がった。」

もういい加減言うのもめんどくさいので、話が終わるまで待つことにした。

「学校に来て一ヶ月で、孤立クイーンとしいう二つ名とともにあなたは7強の一人としてみんなの注目の的になった。」

7強?

さっきあの銀髪が言ってた・・・

小熊は最後にたまったものを吐き出すように言った。

「そんなあなたを知らないわけないじゃない」

「なるほどね・・」

まあ大体話はわかった。

とりあえず今一番聞きたいのは・・・

「7強って何?」

「7強は、再繋高校のよくいえば、注目人物。悪く言えば問題人物トップ7。」

これを聞いて、私は黙ってられなかった。

「私は問題児じゃないわ」

「十分問題児よ」

随分ハッキリ言うわね。

下手に出てれば調子乗りやがって、低スペックロリが・・・

私の怒りは、爆発寸前だった。

なので、こんな事言って見た。

「そういうあなたももしかして7強だったりして?」

「・・・・」

どうやら勘がで言ったのが当たったのか、急に黙った小熊。

これは、チャンスだわ。

嫌な笑みを浮かべて、嫌味ったらしく言ってやった。

「あれぇ~?もしかして~図星かしら~?」

「・・・・」

黙ってやり過ごそうとする小熊。

おれが私の心に火をつけた。

フフ・・・

私を怒らせるとどうなるか分からせてやるわ。

私は、燃えるに燃えていた。

「え?もしかしてあまりにも入っちゃった理由がひどすぎて言えないんでしょ?www」

嫌味に嫌味をこめて言ってやった。

そして「ねえねえ?」と何度も問い詰める。

それでもスルーして、逃げやがったので、私は、もうケンカ覚悟で言い放った。


「多分二つ名は、ロリータ狂で、あまりにもぺったんこでチビで、童顔すぎて小学生に見えないっていうので、7強に入っちゃったんでしょ~?キャハハハ・・ある意味世界遺産並みにすごいね」


さすがに我慢の限界が来た小熊はブチギレた。


「んなわけねえだろコミュ障wwww!!私は無近遠見っていう二つ名で、人を全く近寄らせず、遠くで見ることしかさせないって事から7強に入れられたんだ!!」


耳に手を当て、聞こえませんの動作をして


「ん?何?あありにもロリ体型過ぎて、保育園に送られそうになった?それはおめでとうございます。」


「は?耳おかしいんじゃないの?耳鼻科に行くことをおすすめするよ」


「おかしいのは、見た目だけにしてよロリ少女」


「は?それはこっちのセリフよ。おかしいのは、スペックだけにしてよ。耳腐りお尻!!」


話し合いどころか、小学生レベルのケンカを繰り広げる私たち。

他の視線など、気にせず大喧嘩を続ける。

もう互いに引くにひけないところまで来ていた・・・

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