00 知らせ
鷺ノ宮帝都高等学校
-Saginomiyateito high school-
その大層な名前に見合う真新しいきらびやかな白亜の建物が通称帝校と呼ばれる学校である。
今年で創立して50年。帝高は50年間勉学でも部活動でも数々の優秀な成績を納めている名門高校。
真っ黒な制服に映える真紅のネクタイ、細やかな刺繍が施されたエンブレムが帝高生の証である。
名門校の名に恥じない最新の設備、行き届いたセキュリティ、毎年倍率が高い高校でもあった。
しかしながら募集人員はたったの50人。狭き門である。
そして何故か、毎年入学生徒数は60人であった。
それは残り10人の生徒が“特待推薦枠”と呼ばれるもので、
すべて鷺ノ宮帝都高等学校 側の推薦で決まるからである。その特異な入学の方法については国が承諾しているという。
それらの所為か、鷺ノ宮帝都高等学校は全国規模で有名な学校であった。
…そして何故私が私には縁もゆかりもなさそうな学校情報をつらつら並べているかというと。
「青原、宮乃この話受けるか?」
実際に。そう、何故か。私が、何故か推薦を受けているからである。
第一中学校3年の宮乃夜宵、齢15。
なんでこうなったかはよく分かりません。