再開
さっきまで実践で役立ちそうな強力な魔法(技)創るとか言ってたのに、
「司の魔法制御もできるようになったし、
一旦街に戻るか。」
「え?
未来と会うのにまだ1日あるじゃん。
街に何しに行くの?」
「・・・・・
お前はその格好で未来と会うんだな。
それじゃ俺はこれで。」
兄さんにゴミを見るような目で見られた。
・・・あ。
そういえばずっとここにいたから風呂に入ってない。
てか腹も減った。
あんまり飯という飯を食べていなかった。
・・・・で、到着しました街。
あんま変わってない。
とりあえずどうするか?
なんか食べるか。
いや、先に風呂だろ。
しかし人間の三大欲の食欲は半端なく強い。
―――――――
結局風呂に入りに行きました。(`・ω・´)シャキーン
変な人に見られたくないから。
服はどうしたかって?
もちろん洗いました!
すると速攻で乾いた。(火属性魔法使った的な意味で)
さて飯を食べに行きました。
食べてるうちに気がついたんだけど、
「おっとしまった金がないw」
「マジで?」
飯代出して気が付いた。
5日間の食事代や最初の宿代、etc,etc,
この世界に来て6日目、
金欠状態になりました。(´・ω・`)ショボーン
「どうしようか・・・
1日早いけど未来に会いに行くか。」
「でもどうやって?」
「多分あいつギルド建てただろうから、
そこらへんの人に聞けば知ってる人いたりするんじゃない?」
「で、どうすんの?
お金貰うわけじゃないよね?」
「違ーよ。
お前一体俺をなんだと思ってんの?」
・・・敵にしたら危ない人。
「そこでギルド登録するの?」
「俺はしない。
別にギルドに入らなくても依頼は受けられる
まぁまずは未来に会うだろうがな。」
「そっか。
じゃあ行こう。」
――――
さて未来の建てたギルドを探そうかと思って
誰かに訪ねてみることにしました。
結果・・・
その必要ありませんでしたー!
街角曲がって約50メートル、
貴族が住むお城の様な建物が。
その先は恐らくエリアが広がっている。
その建物の真ん中にあるドデカイ看板には
聖騎士の剣・・・と書かれてある。
あ、これが未来の建てたギルドかぁ・・・
純白のレンガで作られた壁に金色の屋根、
中に入ってみると
本当にここはギルドかと思うほど。
洋式で天井や壁には照明が。
なんていうかこれ・・
いつ建てたの?
ロビーの様な部屋、恐らくは依頼を発注したり受注したりする場所。
要するに受付。
広かった。
縦70m×横80m位あるんじゃないか低面積?
でも広い割には人が少ないし活気もない。
何かあったのか?
奥に進むと受付嬢と思われる、髪の碧いロングヘアーの20代と思われる女性がいた。
「貴方方は・・
あまり顔を見られていませんが、お名前を。」
「シオン。」
「ツカサ。」
「えーっと、このギルドにはまだ登録なされていませんが、
クエストの受注か発注ですか?」
「どちらでもないです。」
「ではギルド登録なされるんですか!?」
急に女性の顔が明るくなった気がした。
「いや、違うけど。」
「そうですか・・・
ではどのような御要件で?」
「ここのギルドマスターはミライという人物ですか?」
「お知りなられないんですか?
いえ、その通りですが。
何か御用で?」
「ああ、用がある。
本人のところまで連れていって欲しいんだけど。」
「では貴方方は彼奴等なんですか!?」
「あいつら?
いったい誰のこと?」
・・・ところでさっきから俺空気になってるんだけど・・
「人違いされてんじゃないの兄さん?
未来の兄妹とでも言っておけよ。」
「そうだな・・
あいつらが誰かは知りませんが、
俺等はミライの兄妹であって、
1日早くなったけど会う約束をしてたから会いに来たんだけど・・」
女性は疑っている目をしていたが・・
「確認を取ってきます。
しばらくお待ちを。」
と言ってカウンターの奥の部屋に行った。
~3分後~
カップラーメンが出来ました!
じゃなくて。
「失礼しました!
さ、こちらへどうぞ!」
いきなり言われたもんだから吃驚した。
ラーメンが喉に詰まった。
案内された。
目の前には木製のドア。
「こちらが我らのギルドマスター
ミライ様の職場部屋です。
失礼します。
お客様をお連れになりました。」
女性はドアをノックしたあと部屋の中に入った。
目の前には金髪ロングヘアーの美少女が。
「久しぶりです。
司君。紫音さん。」
「ああ、久しぶり。」
「立派なギルド建てたよな~。」
こうして俺達3人は再開した。