特訓
ここはとある山道。
山道といっても周りは岩だらけであるため道と呼べるかどうかは個人の問題である。
出てくるモンスターの強さはあまり強くなく、
プレイヤー達の最初の街(街の名前がローマ神話の勝利の女神の名前ってw)からあまり離れたところでないという、
序盤にきそうな場所であるが、
プレイヤー達は殆どよってこない。
主な理由は、ビクトリアから一番近く、最も弱い、
いわゆる最初にクリアすべきダンジョン
そこのボスの小さな巨人兵(名前やけに矛盾してるな)が倒された
という情報が掲示板に書かれてから、大抵のプレイヤーはほかの街へ行った。
因みに掲示板は公式がこの世界で起きた出来事を掲載されていくページの様なもの。
また、書き込み板はスレを立てて誰もが書き込める板のことだった。
そしてこの板で、
105名前:名無し ID64935348
ビクトリアの近くにある山は強いモンスターがいるらしい。
106名前:名無し ID64565656
デマっしょ。
107名前:名無し ID11368449
作り話乙。
108名前:名無し ID00848839
割りとマジだった
俺そこで雷に打たれて死んだ。
109名前:名無し ID44546334
落雷で死亡とかwww
Magicians Onlineってそんなんあるんだww
110名前:名無し ID33241990
ねーよwww
111名前:名無し ID45434765
>>106 >>107
嘘じゃない。
俺5人チームで行ったが全滅した。
112名前:名無し ID10001101
>>111
俺それで10万近くあった金全部持ってかれた ゜(゜´Д`゜)゜
113名前:名前は付けないぜ! ID66543212
>>112
乙www
114名前:名無し ID66565458
俺今その山にいるぜ!
115名前:名無し ID44530987
>>114
マジ?
116名前:名無し ID66565458
>>115
まじ。
でもこの山正直雲も無けりゃ敵も弱いww
強いモンスター説はでまd
――――――――116さんが戦闘不能状態となられたので
強制的書き込みさせていただきました。――――――――
117名前:名無し ID33645376
嘘・・・だろ・・・
118名前:名無し ID22217658
マジで?
ビクトリアの近くの山には強いモンスターがいると言われていて、
それ以来人は来ない。
この落雷は制御不能となった俺の魔法なんだけどね。
今は威力のコントロールを克服するため
この山に篭って特訓している。
この山に篭って5日間経つが、特訓している間は色々なことが起きてた。
ダンジョンがいくつかクリアされたし、
ギルドも40近く作られた。
こちらでは何人ものプレイヤーが俺の魔法の犠牲となった(笑)
そろそろ雷も操れるようななってきた。
「おい司、
今度はあのスライムだ。
倒さない程度の電撃を与えろ。」
10~20メートル先に色の赤いプニプニした液状の個体があった。
スライムの亜種。
名前はレッドスライム。
そのまんますぎる。
ビリっと音がして、
俺の手から創られた電撃はレッドスライムに直撃した。
が、レッドスライムは倒れない。
「こんなもん?」
「ああ、そんな感じ。」
またレッドスライムを見るとこっちに突進してきた。
結構早いのだろうが、
既にLv70近くある俺にはそう早く見えなかった。
ひょいっとよけるとスライムが壁に激突。
グシャっと壁に刺さる音が聞こえた。
液体じゃなかったらさぞ痛いだろうに・・
「そいつを倒せ。
最初みたいに焦がすんじゃないぞ。」
俺は手の中で雷を作った。
ビシャっと音がして雷はスライムに直撃、
レッドスライムは地面に落ちた。
タラタタッタッタター
LvUPするときの音。
どんな音かは某RPGの音と思っておいてくれ。
―――LvUP
Lv69
魔力が3上がった!
攻撃力が2上がった!
防御力が1上がった!
素早さが2上がった! ―――
「レベル上がったのか。」
どーでもよさげ。
兄さんはそれより目の前にいる今にも襲いかかってきそうな巨大な熊
を見ていた。
「司、次はこいつだ。
同じ強さの雷を10発撃ってこいつを倒せ。」
俺はさっきと同じように手の中で雷を創った。
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
バチン!
ちょうど十回目。
グリズリーは倒された。
「おおすげぇすげぇ。
やっぱあれやった甲斐あったな。」
そう。
俺が最初に魔法を使った後、
―――――――
「おい、なんだこれ!」
「魔法?魔法なのか?」
「馬鹿、それはねえだろ!」
「じゃあなんだ!?」
「おい、上を見ろ!
雲がある!落雷だ!」
「やべえ、避難だ!」
「「「ワーー」」」
みんな驚いてた。
もちろん俺も。
で、避難したフリをして3人で気の影に隠れた。
「おいお前、さっきのなんだ?
もうちょっと弱く打てよ。」
「俺としては2割か3割程度だったんだけど・・」
「2割3割であれって凄くないですか!?」
「でも何かいまいち実感わかないな。」
「もしかしてお前・・
あの岩狙って雷落としてみろ。」
そう言って兄さんは約5メートル先の岩を指さした。
「はあ?
何故に?」
「いいから撃て。」
ビシャーン!
雷は思いっきり落ちましたよ。
地面に。
「あれ?」
ビシャーン×3
・・・一回も当たらない。
「やっぱりか・・・
お前手の上で電気玉的なもの創れる?」
手のひらを広げて魔力を集めた。
バチバチバチ!
電気は拡散。
「やっぱやめろ。」
「あれ?全く操れない。」
「どうしたんですか?
さっきはあんなに奇麗にスライムに直撃したのに?」
「恐らくそれはマグレだろう。
使う魔力がデカすぎて上手く操れないんじゃないか?」
「どうしよ・・・」
―――――
この後どうしたか?
愚問だな。
いや、普通そうか。
まず今いる山に向かうため一旦街に戻って支度した。
なぜこの山なのかは、
モンスターが少ない上弱く、近くにダンジョンが無いからだ。
支度し終わったら未来とは1週間後会う約束をしてひとまず別れた。
この世界でもギルドを作るため前のメンバーとか友達と集まるそうだ。
この山に着いたらまず魔力をほとんど取られた。
で、ほんの少ししかない魔力でひたすら魔法をうつはめとなった。
これのおかげで力加減はできるようになったが。
それとレベル上げも踏まえて
ここでひたすら魔法の練習をしてた。
で、今に至る。
今ではもう雷を落としたり、掌で電気を作ることも可能だ。
約束までは後2日。
それまでには実践で役立つ強力な魔法を創ろうかなっと。
ミス修正しました。
最近後書きかけませんでした。
ごめんなさい。
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