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Magicians Online  作者: 朝陽
4/20

招待

―――招待 ツカサ様―――

「より現実感を」をモットーとした、新たなMagicians Onlineが、近々完成されます。

五感も感情も全てが100%再現された世界で新たなMagicians Onlineを体験してみませんか?

(略)


              ―――Magicians Online製作者一同―――


「どーするこれ?

 やっぱ悪戯かなんかじゃねえの?」

「さあ?

 でもまあこの手紙が他の誰に届いたのかは明日分かるだろ。」

「そうだな。

 それに招待はされたものの実際呼ばれてるのは夏休み入ってからだから今はいいだろ。」

「全くだ。 それじゃ。」


と言って俺は電話を切った。

それにしても妙に奇妙な招待券だった。

見た目と内容は普通なのだが、何回検索しても

招待された場所がMagicians Onlineの制作会社の住所と異なっていた。

それも思いっきり別の場所。


しかし今何かを考えたところでどうしようもなかった為、俺はリビングに行った。

リビングに行くと兄さんがいた。


「お前あの手紙見た?」

「ああ、見たよ。

 変な手紙だったw」

「本当にw

 それよりほかのやつに届いてるかどうかが気になるな。

 明日になったら分かることなんだが・・」

「今はどうすることもできないっしょ。」


そういえば言い忘れてたが、

兄さんもMagicians Onlineのプレイヤーの1人だった。

俺が〝廃人〟と呼ばれる前に〝廃人〟と呼ばれていた人物だった。

なんせ神出鬼没で討伐クエストに参加してクリア時間は5分超えたことがないとか。

今はあまりやってない。

やっていても暇つぶし程度だ。

兄さん曰くじゃ


温い(ぬるい)。」


だそうだ。

結構難易度高いと思うんだけどな・・



・・・で、翌日学校HR(ホームルーム)前にて・・


ザワザワ

「お前ん家にも来たの?」

「キタキタ!招待券てなんぞ!?」

「皆来てるのか・・・」

「あれどうする? 行く?」

「まず招待された場所がMagicians Onlineの制作会社の住所と異なっている件について。」

ザワザワ



・・・モブキャラ乙。

てか最後に聞こえた発言について・・・

じゃなかった。

やっぱり全員のところに来てたみたい。


いや、そうじゃなきゃ話始まんないんだけどね。

・・・ああ、この話VRMMOでチート並みの能力手に入れた主人公が

強い敵バンバン倒してくベタ話乙。って感じの話のはずなのに

能力手に入れるどころかVRの世界の世界にすら入ってねえ・・

もう4話目ですよこの話!? この調子で大丈夫か?


「俺たちだけじゃ無かったみたいだな。」


晃が話しかけてきた。


「みたいだな。」


prrr

あっ電話かかってきた。


「もしもし?」

「ああ、司君?私だよ。未来。」

「ああ、未来。

 そっちの方はどうだった?」

「皆のところにも来てるって。」

「そっちもか・・・」

「じゃあ司君の方も?」

「うん。やっぱり皆来てる。

 ぶっちゃけ騒がしい。」

「それはこっちもだよ。」

「やっぱりw

 報告ありがと。それじゃ。」


「中学の奴らにも来てたのか・・」

「まぁ予想はしていたがな。」


家に帰って口論が始まった。

このゲームに参加するかどうかではなく招待された場所に行くかどうかを。

まぁ、結果的には行くこととなった。


「さあ、コレどうする?

 行く?行かない?」

「俺は行こうかな?

 今の温いのよりかは少しはマシになってるかな?」

「でも紫音さん、万が一のことを考えたら行かない方が良いんじゃ?」

「それも一理あるよな。

 やっぱ止めといたほうが良いんじゃないかな兄さん?」

「その時はその時で殴ってしまえば良いんじゃ無い?」


なんか行っても大丈夫な気がした。




・・・翌日結局学校で強制参加させられることとなったんだけどね!


・・・・何に浮かれてんだろ俺?



終業式が終わって数日後、その日が来た。


「それじゃ行くぞ。」


俺、兄さん、未来の3人はその場所に来たのだが、


「「「なんだこれ・・・」」」


目の前にあったのは馬鹿デカいビルでも大豪邸でもなく


「明らか只の一軒家じゃん・・・」


ごく普通の一軒家。


「いや、そうでもないぞ。」


兄さんが勝手に玄関を開けた。

ダメだろそれは!!

不法侵入じゃん!


「・・・嘘・・」

「え?」


正直信じがたい光景。

玄関を開けて目の前にあったのは階段。

地下に降りていく方の。

奥が見えない。光が殆ど届かない云わば暗闇。

これぞまさにお先真っ暗(笑)


とりあえず降りてみたが、

すごい長い。段数数えてたのにもうわかんなくなった。

500段までは数えたんだが・・

階段を降りきったら目の前にドアがあった。


「開けるぞ。」


兄さんがドアを開けた。

目の前には


「「すごい・・・」」


先が見えない部屋。

それもかなり豪華。

まるでカジノみたいな。

そんな感じのスーツ着てる人が居るからそう思うのかもしれないけど・・・

時間ギリギリに俺たちは来たのだから今ここに居るのは少なくとも5千万人。

プレイヤー全員が来ていたら凡そ7千万人。


しばらくして放送が流れた。


「プレイヤーの皆さん、

 今日はどうもここに集まっていただきました。

 まずは案内人の案内の下それぞれ個室まで移動してください。」


一人、一人とプレイヤー達が個室に入って行く。

てか個室ってことは7千万もの部屋があるのか・・

えげついな。


俺の順番が回ってきた。

部屋に入った。途端ドアを閉められた。明かりもなしに。

真っ黒な部屋だが壁に天体模様が描かれている為明るい上に綺麗だ。

また放送が流れた。


「では、機械の中に入ってください。」


と、同時に現れたのが卵みたいな形をした機械。


「電子ヘルメットを着用してください。」


?これのことか?

・・・装着っと。


少しの間時間がかかったが、


「それでは新世代VRMMO

 Magicians Onlineの世界へ招待差し上げましょう・・・」


その瞬間ビリっという電波が頭の中に流れ、

当たりがだんだんと暗くなっていった。

俺は眠った。

4話目でやっとここまで来た・・・

(;´ρ`)チカレタヨ・・・


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