黒竜
目の前には真っ黒のでかい竜。
俺と隣にいるイケメンの顔は真っ青。
「で、何こいつ。
前作でこんな奴いたっけ?」
「いなかった。
てかこいつどうやってここは行ったんだ?」
「とりあえずどうする?」
「そりゃ勿論・・」
「「・・・逃げる!!」
晃が直径1メートル程の水の塊を浮かべ、
俺がそれに電気を流して霧を作った。
これで視界が悪くなったから今のうちに逃げれる・・
「行くぞ!」
「了k・・・」
逃げようとしたそのときバチン!っと電撃が流れてきた。
電撃は湖の水に直撃し水が跳ね上がった。
「これって水に飛び込んだら即死だなあ・・」
「・・・落ち着いて考えれば別に死んでも金が減るだけじゃあ・・」
「あ・・・そういえば・・
でも俺たちの魔法って竜を倒せるんじゃないの?」
「あれが竜と同等の強さか弱かったらな。」
・・・全長10メートルありそうな真っ黒な竜。
これだけじゃ想像しにくいだろうから、その竜がどんなのかというと、
真っ黒で電撃だから最近のポケ〇ンのゼク〇ムみたいな・・
オット、アウトか否セーフのはず。
「折角だし魔法の強さを試してみるか・・」
「そうだな。」
所持金どうなるのやら・・
考えるとゾッとする。
HPが尽きる前に餓死する。
「行くぞ!」
黒竜の左右に大きな魔方陣が浮かび上がる。
二つの魔法陣は黒竜の前後にまで回って、
「喰らえ」
手前の魔方陣から奥の魔方陣に向かって紫色の雷撃が放たれた。
リヴァイアサン戦で使った魔法だ。
これは効くかな・・
「アレ?効いてない・・?
リヴァイアサンには効いたんだけどな・・」
「属性的に効きにくいんだろう。
それに効いていない事は無いと思うな。
見ろよ。」
――ガアアアアアアアア!!――
目が赤く光った様な気がした。
背筋がゾッとした。
思わず耳を塞いだ。
・・・またブチ切れさせてしまったらしい。
投稿遅くなってすいません。
待っててくれた方も
気まぐれで来た方も
間違って読んだ方も
これからもよろしくお願いします。
<m(_ _)m>




