家族
俺は幸村家二人兄弟の次男であった。
いや、別に幸村家が特別偉いとかいうわけでも無いんだけれど。
食卓へ降りた俺は早速声をかけられた。
「司君、お先にいただいてます。」
「うん、別に良いけど。」
で、さっき俺を呼んで、今も俺に話しかけてきたのがコイツ、神内未来。
現在中学三年生。
こんな名前だから名前を聞いただけじゃあ男な女か分からないような名前だが、紺のような綺麗な色をしたツインテールの髪型で、肌は白く、目は少し垂れていて、桃色の唇はぷっくらと膨らんでいる。
本当に同じ人間なのかと思うほどの美少女だ。
その上体はスラリとやせ細っていて、成績優秀、運動神経抜群、全てにおいて長けているという。
本当に同じ種族なのかこの人は?
ただ少し胸が残念なのg(おっと、どこからか殺気の様なものを感じるz(((殴)
まぁ、正直俺の人生でこんな美少女と関係ができるのは精々同じ学校程度だと思ってた。
俺が早生れなのもあってこいつとは学年が1つ違う。
とはいい、俺達は、小学校低学年からの付き合い、いわゆる幼馴染というやつだった。
正直俺はいつまでもこの関係はこのままだと思っていたのだが、
ある日俺たちの関係は、半端なく狭まった。
それは俺が中二の時、父さんの仕事の都合でアメリカへと引っ越すこととなったのだ。
ただ、そこで一つ問題が生じた。
「紫苑、司、唐突ですまないが仕事の都合でアメリカへ引っ越すこととなった。
急ですまないが今日中に今必要な物を用意しておけ。後、友達や先生にも別れの挨拶をしてこい。」
「マジ? ・・・あ・・てか・・え、ちょww俺、英語とか喋れない・・・。」
「「「あ・・・・」」」
恐らく痛恨のミスだったのだろう。秀才をはるかに上回った兄さんならともかく、俺はどっちかというと理系だ。英語なんてできない。
・・・ってか俺はそこまで空気だったのか?(´・ω・`)ショボーン マジオーアールゼット。
でもそれは俺が誰かに引き取ってもらえば、それだけで良し、この話は一件落着となるはずだった。
ただ、父さんにも母さんにも兄弟なんていなかったし、祖父も祖母も俺が小学校に他界したのだから親戚なんていなかった。
そこで親同士仲も良く、幼馴染だからやりやすいということもあって、俺と兄さんは神内家に引き取ってもらった。
思春期の子供の立場というものを考えたのか?両親は・・
そこでなぜ兄さんも引き取ってもらったのか、というと・・
「なんかお前のお守役(笑)任されたwww。
あーあ、俺アメリカ行きたかったなぁ」
「え?あーごめん。」
「別に良いけど、どっかの誰かが英語喋れたらなぁ?
俺も日本に残ることなかったのに。」
「うぐっ」
この後、基本楽天家な兄さんだから割りとあっさり許してもらった。
・・・がお守役って両親ほんと俺をなんだと思ってんの?
・・・まあ別にいいけど・・・
「お前またゲームばっかやってたの?
受験受かったからって調子乗ってると成績下がってくぞ」
「大丈夫だよ。その時は兄さんに助けてもらえば良いんだし。」
「そんなだから俺がお前にお守役(笑)として置かれたんだろ。」
「あれは悪かったって言ってるじゃん。 ってかまだ根に持ってんのかよ(;゜Д゜)!」
兄さんとしてはやっぱり海外に行くのがやっぱり楽しみだったそうだ。
それを俺の些細な一言で無くしてしまったとか・・・まじ兄さんごめんなさい。
「ま、ちょっとからかっただけで別に良いんでけどな。」
当時はほんと申し訳なかったと思うが。
とりあえず今俺と話しているのが、幸村紫苑、俺の兄だ。
年は俺より1つ上の高校2年生。
兄さんはロシア人(だったっけ?)であった祖母の血を強く引いたようで、
色白い肌にまるで漂白剤を浴びたかのような真っ白な髪、目の色は紅色。さらに中性的な顔。
対して俺は黒髪黒目の特に目立ったとこは無い。 強いていえば顔立ちが中性的であること。
この世にこれほど似てない兄妹があるのか!ならまだしも、俺等なんて近所では、
「あれ?あの子達赤の他人じゃ無かったの。
えぇ!!兄弟だったの!?。」
「お前らが兄弟? つまらん冗談だな。」
「兄弟? あぁ、異母兄弟か何かか。」
それどころか俺等を神内家が引き取る時の未来さえも
「えぇ! お二人って兄弟だったんですか!」
「・・・いままで俺と兄さんとずっと一緒にいたんだけどな・・」
・・といった感じである。
とりあえず似てない。全く。
「司君、どうしたの?ご飯あまり美味しくなかったですか?」
「いや美味しいよ。 ただ少しボーっとしてただけ。」
「お前ぇゲームのしすぎでそんなんなったんじゃないだろうな?」
だいたいいつもこんな会話だ。
ちなみに叔父さんは仕事、叔母さんは飲み会で出かけてる。
今俺のとても充実している生活は少なくとも俺が成人式を迎えるまではこのままだと思ってた。
特に問題もなく、平和な日々。
ずっとこのままなら良いのにな。
この願いはずっと叶え続けられると思っていた。
小説ってやっぱり難しい。
こんな駄作でも、評価や感想があれば聞かせてください。




