真実と瞑想と妄想
ふと目が覚めた
雨が降っているようだ
毎日起きた時は寝ているときのことは何も覚えていない
これがやはり人が死んだときに起きる現象ではないだろうか
疲れは毎日取れていない
もう何年も夢を見ていない
熟睡できてるはずなのになんでこんなにも体が重いのか?
日頃のストレスだろう
会社での不満、世の中の住みにくさ、お金や趣味やいろいろだろう
世の中お金があればそこそこ楽しくなる
お金があれば働かなくていい
一人の時間が増え色んなことに挑戦できる
今までできなかったことも手を出せる
お金は大事だ
「お金よりも二人の時間を大事にしたい」
綺麗事だと思う
実際そんなカップルに宝くじの1等が当たったらどうだろう?
贅沢な生活に代わるだろう
もっと理想の高い異性を探すだろう
使い道は人それぞれだ
人間は欲で生きている
むしろ欲こそが人間の原動力だと思っている
起きれば仕事に行く
顔を洗い歯を磨き着替える
ほかにやることがなかったのか?
たまになにかポツンと穴が開いたような気持になる
だがそれが何かはわからない
傘を差し家を出た
駅まで行くといつもの光景が更新されている
新学期を迎えいつもの高校生ではなくまだ子供っぽさが抜けない女子高生
ビシッとスーツを着ている新社会人
その中にもいつもと変わらない顔ぶれだ
これからどんどん変わっていく姿が楽しみだ
満員電車に揺られ両手をあげ吊り輪に掴まる
痴漢対策だ
冤罪を着せられても面倒だ
近年ではそれで生計を立てている人間もいるくらいだ
「そういうやつに限って可愛くもなく自分磨きをしているわけでもなく
腹黒そうな顔をしている」
駅を降り会社に向かう
「おはようございます」
なにも変わらない一日が始まる
業務を確認し定時で終わるように段取りをする
途中でなにかあってもいいよう加味する
新入社員はカタカタとパソコンで仕事を進めている
今日もやることがわかるかのようになんの躊躇もない
この速度で仕事をしていれば上司に付け入るスキはまずないだろう
すると
「おーい、君お茶を入れてくれ」
上司がついに絡んだ
新入社員は聞こえていないかのように仕事を進める
上司に少しイラつきがみえた
「きこえていなかったか?お茶を持ってきてくれ」
すると新入社員は
「そちらは業務にふくまれていません」
といい仕事を続けた
上司は顔を怖め新人の前に立った
「新人の仕事はお茶くみからだ」
というと新人はため息をつき誰かに電話を掛けた
「すいません〇〇課のもですが、、、」
新人はいきなり人事部に電話を掛けた
「君は何をしているんだ?」
と怒りを露わにした言った
「今上司にお茶を持って来いといわれました、、、」
と内容をすべて伝え電話が終わると上司の携帯が鳴った
「はい、わかりました」
といい上司は部屋を出ていった
数時間が立ち上司が戻ってきた
すると何も言わず自分の席に着き仕事を始めた
その後人事部の部長が入ってきて一人に声をかけ一緒に部屋を後にした
これは聞き取り調査だろう
前々から上司の話は出ている
何人も辞めているのも事実だがここまでするのは初めてだ
そして数人が終わったころ上司が呼ばれ出ていった
あれ?自分の番は?と思ってはいたが数人の聞き取りで十分だろう
とも思った
チャイムが鳴り今日も一日が終わった




