サッカーへの情熱
「よし次行くぞ!」
「もう行くの?今試合終わったばっかりだけど・・・」
「当たり前だろ!!世界の平和がかかってるんだ休んでいる暇はない」
この世界の人たちはタフだ。
試合も終わったばかりだというのに移動を開始した。
「今度はどこへ行く?」
「北だ!」
「さらに北?」
「そうだ北の大地からさらに北にある氷の大地にいる氷の女王メイノーラを倒しに行く」
「・・・あのさ寒くない?」
「寒い?」
「だってさずっとサッカーのユニフォームのままだし半袖だし今もちょっと寒いし北に移動するし氷の大地って言ってるし絶対寒くない?」
「そんなわけないだろ俺たちの情熱は寒さだって吹き飛ばすだろ」
「この俺が寒いわけがない俺を誰だと思っている?」
カフェールとトマティオは話にならない。
「リオーナ?寒いよね?」
恐る恐る聞いてみる。
「寒い?何それ?私は燃えてるわよ」
「・・・ごめん」
ダメだこいつら全然伝わらない。
結局半袖短パンのまま氷の大地を目指す事になった。
氷の大地・・・その名の通り地面が完全に凍っていた。
そして寒い・・・情熱で寒くない理論のあいつらは放っておいてベンチコートを購入して着こんでいるがそれでも寒い。
「なんだこれは?なぜか体が震えるぞ」
「指先が・・・身体が思うように動かないぞ」
「あぁなんだか眠くなってきたわ・・・」
「くそっ!!四天王の罠か!!卑怯者め!正々堂々とサッカーで勝負しろ」
・・・それは寒さのせい。
「四天王は何もしていないと思うんだけど・・・?」
「何言ってやがるこの身体のダメージ四天王の攻撃じゃなかったらなんだというんだ・・・?」
「いや・・だから寒さ・・・」
「寒さごときに負ける俺じゃない!情熱が違うんだ」
ダメだトマティオとは会話にならない。
「カフェール寒いよね」
「寒くない!だが身体が思うように動かないんだ」
「リオーナ?」
「もうだめ眠い・・・」
「リオーナそれはねちゃダメな奴だよ」
こいつら本当にわかっていないのか全然認めたくないのか・・・。
「やっぱり寒いと・・・」
「寒くない!!」
「いや寒いよ・・・ね」
「ふざけた事を言うな情熱の炎が燃えてるんだ寒いわけがない」
これ以上の議論は無駄なようだ。
「あーあれだね。これは四天王の攻撃だ、攻撃に違いない。攻撃を防ぐために町に戻ってベンチコートとか買いに行こう、ベンチコートには四天王の攻撃を防ぐ効果があるから」
絶対そんなわけないが・・・。
「なるほどならばベンチコートを買って魔王の攻撃を防ぐべきだな」
「そうだな町へいったん戻ろう」
こうして町にいったん戻り、装備を整え氷の大地戻ってきた。




