新天地
僕は旅に出た。
新しく通う学校を探す旅。
修行の成果をあいつらに見せつけてやるためにだ。
確かに一緒にいた期間より修業していた期間のほうが長かったけど完全に忘れるって酷い話だ。
もうあんな奴ら知らん。
新天地でサッカーするんだ。
とりあえず西に向かった。
西のエリアはサッカー発祥の地であり本場らしい。
長旅の末、たどり着いた町バールセーナ
道行く子供たちもみんなサッカーボールを持っている。
誰もかれもがサッカーをしている。
本当だ!西のほうはサッカーが盛んだ。
学校らしき建物があるのでそこへ行く。
敷地内にサッカーコートがある。
同い年ぐらいの人たちがサッカーをしている。
明らかにうまい。
ここでサッカーが出来たら・・・。
そう思いながらコートを眺める。
「なんだお前サッカーがしたいのか?」
ぼさぼさ頭のちょっと汚れた小さな子供が声をかけてきた。
しかもちょっと臭い。
ちょっと距離を置く。
「なんだよお前サッカーさせてやんないぞ」
偉そうに言うがこんな子供になんの力がある?
「なんだその目は俺はこのフーレンソジュニアハイスクールのエースストライカーだぞ」
この小さい子供中学生?
「エースストライカー・・・だったら僕と勝負しないか?」
無性にサッカーがしたかったので勝負を申し込んでみた。
そして勇者になった僕が本場の地で通用するかどうか確認をする場でもある。
「俺に勝負を申し込んだことを後悔させてやるよ」
サッカーで勝負するとなったら急に子供の態度が変わった。
「俺はレオマール、世界一のエースストライカーになる男だ」
なんか高らかに宣言されたけど世界一とか自分で言うやつとかちょっと怖い。
とは言えとりあえず腕試しだ。
1ON1開始
まずは僕の攻撃からだ。
さっそく勇者固有魔法でねじ伏せに行く。
【勇豪爆光斬撃波】
勇者固有魔法、正義の光がレオマールに直撃する。
トマティオの魔法を超える威力の魔法。
放った後にちょっと心配になる。
やりすぎたかな?
しかしこれは勝負!!一気にドリブルでゴールを目指す!!
走り出そうとして愕然とする。
無傷、無傷のレオマールが立っている。
「やるねぇ良い魔法だ。お前湯者か?レア職業だな」
レオマールがすごむ。
小さいはずのレオマールが大きく感じる。
圧倒的に大きい存在。
それでも僕だって修行したんだ。
【勇豪爆光斬撃波】
魔法による攻撃と同時に剣を抜く。
そう!勇者は魔法だけじゃない。
レオマールも剣を抜く。
むこうは戦士か?
【爆撃連続斬り】
レオマールの攻撃を剣で受ける。
重い。
ボールをキープしたまま膠着状態が続いているけど若干不利。
徐々に押されていく。
そしてそのまま時間だけが経過する。
その後も攻防が続き
どちらもボールが取れないまま2人とも力尽きた。
「おまえやるな!うちの学校に来いよ」
「ああ、そうするよ」
こんなすごいやつがいるチームに入れる。
楽しみだ。




