新たなる旅立ち
翌日練習が再開された。
練習に身が入らない。
このままではだめだ。
結局トマティオやリオーナのみたいな試合を支配するような圧倒的な力が足りない。
「監督!ローベルト監督僕に足りないもの!状況を打開する力が欲しい。どうしたら・・・」」
「そーだな。そろそろ転職するか?」
「転職?」
「そうだ、お前盗賊だろ、そこから派生する忍者とかに転職すれば使用できる武器の幅も広がるし忍術も使える」
忍者か・・・悪くはないけど絶対的な力が・・・。
「もしくはお前にしか出来ないとっておきの職業もある」
「とっておき?」
「そうだとっておきだ。異世界より転生してきたものしか出来ない職業、勇者だ」
「勇者・・・何もしていないのに勇者」
「ただし勇者になるには試練がある」
「試練?」
「そうだ!」
「勇者になるためには4つの魔法石、火の石、水の石、土の石、風邪の石を集める事、更に申請費用500,000ゼニールが必要だ」
「石と500,000ゼニール・・・」
ゼニールの価値がわからんので大変さがいまいち伝わらない。
「ゼニールの価値っていうか・・・その」
「国民の平均月収が50,000ゼニールだから10ヶ月分だな決して安くはない」
「そんなお金ないし稼げる当てもないけど・・・」
「大丈夫だ金の心配ならするな」
「えっだしてくれる?」
「お前なら稼ぐ手立てがある!!サッカーバトルで勝って稼いでこい!」
「サッカーバトル?」
「そうだ!サッカーバトルだ!全国のサッカープレイヤーと勝負して買ったほうがお金をもらうサッカーバトルだ!お前は今から魔法石を探すと同時にサッカーの武者修行の旅に出るんだ!次の大会までに一皮むけて帰ってこい!!」
ええええっ!!!旅?追い出される?
「これはお前の為だ!消して試合に負けて給料が下がったから・・・ではない!」
「厄介払い・・・」
「違う!違うぞ決して違うぞ。お前の為なんだ!」
全然腑に落ちないがなんだかよくわからないまま旅に出ることになった。




