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激情と暴走と
「俺がいる限り魔法使いが中心のチームのお前らは何もできない」
「ここからは俺たちのショータイムだ」
絶望的な空気が漂う。
ここまで2人の魔法で勝ち進んできたところがあるのでちょっとどうしていいかわからない。
勝ち方がわからなくなった。
「まだ1点だ!取り返すぞ!」
ザグが声を出してみんなを鼓舞する。
「どうってことない。俺の魔法もサッカーも無敵だ。あいつら全員なぎ倒してやるよ」
「まてまてお前の全力魔法が跳ね返ってきたら全員死んじゃうだろ」
「跳ね返されなければいいんだろ。全力でぶっつぶす」
冷静じゃない。
完全にしてやられた感じになったんでトマティオが冷静さを欠いている。
まずいまずい。
このまま暴走したら本当に全滅してしまう。
「まっまてまてまて!!」
全員でトマティオを取り押さえる。
「はなせ!!はなせはなせ、お前ら、はなせ!俺の魔法で」
「たしかに魔法は危険ね、基本魔法なしで!」
回復魔法で回復したリオーナは冷静だ。
「くそっ仕方がないしばらく魔法なしでやってやるよ。ただしダメそうなら俺の魔法で一気にやらせてもらうぞ」
強情、そして無駄な強気
こいつと心中するわけにはいかない。
ここは俺が、俺たちが何とかするしかない。




