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やってやるわよ
気づいていた?
何に?
ザグの方を見てもピンときていない感じだ。
僕も全然わからない。
「お前らこんなに近くにいても気が付かないのか?」
トマティオが挑発的な態度で聞いてくる。
「おいおいこれ以上挑発的すんじゃねぇよ」
「だって、これ程の魔力、才能に気が付かないなんてさ。リオーナ君はサッカーをやるべきだ」
「何いってんだよ。いくら気が強くたってリオーナは女子だぜ?」
「お前らはバカなのか?」
「なんだと!!」
トマティオは人を挑発しないで会話とかできないんだろうか?
「サッカーに男女は関係ない。世界ではプロとして活躍する女子も多い」
「でもよー」
「なんなら試してみなよ。お前らでは彼女は止められないよ」
「何いってんだよ。リオーナもなんか言ってやれよ」
「ええそうね。やるわ」
「えっ?」
「やってやるわよ。なんとなく女子はさっかーをしないものって言う閉鎖的な空気、それを、受け入れて我慢してきたけどそこまで言われたらやるわよ!やってやるわよ!」
リオーナは鬼の形相だ。
おいおいどうなっちゃうんだよ。
ローベルトは楽しそうに見ている。
「盛り上がってきたな!」




