気づいていやがった
試合が終わった。
ぼろぼろになったデコーズの選手たちがよれよれしながら去っていく。
あいつら立ち直れるだろうか?
それぐらい一方的にやられてた。
1対11で圧倒的にやられてた。
僕たちと試合した時の数10倍すごかった。
これがトマティオの実力。
「どうだ一人でサッカー出来たぞ!」
全員なにも言い返せない。
「その辺にしておけ!そんなにいじめてやるなよ」
ローベルトが間に入る。
「地区予選レベルなら1人で余裕だろうがワールドクラスではお前ひとりじゃどうにもなrないんだからな」
トマティオが軽く目線をそらした。
「そんなことはわかってますよ。でもねこいつらの今のレベルではどのみちね。ワールドクラスどころか地区予選でも役に立ちませんよ」
「はっきり言うね」
「そんなことないわよ。みんな頑張ってるんだから!!」
「頑張ってればいいってもんじゃない。お前もわかっているはずだ。今のこいつらでは俺の力で全国へ連れていくことは出来てもそれ以上はいけない。世界なんて夢のまた夢」
「そんなこと・・・」
リオーナの語気が弱まる。
「そんなことはあるだろ。お前も気づいているはずこいつらでは無理、まだ私のほうがマシだと」
リオーナの表情が曇った。
「どういことだよ」
ザグたちがざわついている。
「どうもこうもないそのままさ」
「やっぱり気づいていやがったか」
ローベルトが楽しそうに笑い出した。




