やはり1人では絶体絶命
練習試合の相手が決まった。
対戦相手はこのエターナル地区の去年の地区予選2位だったデコーズジュニアハイスクール
トマティオが所属していたトナリーナに敗れたチームだ。
とはいえ2位、圧倒的に強い。
本当にこのチーム相手に1人で戦えるというのだろうか?
試合当日、デコーズのメンバーが続々とやってくる
「あれトマティオじゃね?なんでこんなところにいんだよ?」
小柄な坊主頭の少年がトマティオに話しかけている。
「誰だお前?」
「おいおい決勝で対戦したろ?そんなんだからトナリーナを追い出されたんじゃないか?」
「何を言っている俺が出たんだ、俺がいるところが最強のチームだから問題ない」
「相変わらず傲慢だな。まあ良いや前回の借りは返させてもらうぜ」
「何も貸した覚えはないんだけどな」
「減らず口も今のうちだけだからな」
「目にもの見せてやるぜ」
「俺たちの連携プレーを見せてやるぜ」
坊主頭の同じ顔が4人連続でやってきた。
同じ顔同じ顔同じ顔同じ顔・・・同じ顔を4つ、四つ子か?
試合中わかりづらいな、マークにつく選手とか間違えそうだな。
「俺たち兄弟の新必殺技で恐れおののけ!」
5人目!!!五つ子か!!
なんだろう新必殺技とかどんなサッカーするんだろうとかもう気にならない。
五つ子って事だけが気になる。
スターティングメンバー
トマティオ以外
トマティオ
FW
デリン ガリン ドリン ザリン (五つ子)
忍者 忍者 忍者 忍者
MF
ザッハ バリン ガッハ
魔法使い 忍者 魔法使い
DF
ゾゾ ザザ
戦士 戦士
GK
ギン
試合が開始された。
試合開始と同時に僕たちコート真ん中で全員座り込む。
そう!今回はトマティオ1人の試合。
僕たちは何もしない。
「おいおいなんだ作戦か?お前ら気をつけろ!」
坊主が坊主に指示を出しているが誰が誰かはわからなかった。
キックオフ
デリンからドリンそしてザリンから・・あーもう誰から誰にパスしたのかわからない。
そしてトマティオを抜き去る。
やはり1人じゃ何も出来ない。
トマティオの手から光の刃が放出される
【魔光弾道弾】
坊主頭の誰かが直撃をくらい倒される。
ルーズボールを坊主頭が拾う。
ある意味さっきと状況は変わっていない。
ルーズボールを拾った坊主にも光の刃が襲いかかる
【魔光弾道弾】
また1人坊主が倒される。
それでもルーズボールは坊主が拾う。
状況は変わらない。
なぜトマティオは動かない?
いや!動かないんじゃない動けないんだ。
トマティオの足元にはクナイが刺さっている。
影縫い。
「いくら攻撃したって無駄だぜ。お前は動けないんだからな!」
そう、確かに絶体絶命。
やっぱり1人ではどうにも出来ない。




