反撃と衝撃
ショックで座り込む僕の横をギライーロが通り過ぎていく。
「もうしょうがないなー試合開始直後から面倒掛けないで欲しいよね。みんなー!身体持ってきて!!」
チームメイトがとっても汚いものを持つ感じでしぶしぶザグの切り刻まれた身体を運んでくる。
そして雑に1か所に投げ捨てられた。
「これで全部かな。しょうがない」
そういうとギライーロが呪文を唱えはじめる。
ザグの体が元通りにくっついていき立ち上がる。
「ちくしょういきなりやられたぜ」
ザグが生き返り普通にしゃべっている。
「あとはダイオールか・・・」
そういうとギライーロはダイオールのもとに歩いていく。
みんな何も動じてない。
そういうものらしい。
すごい攻撃を受けて死ぬけど生き返れるようだ。
僕が死んでも生き返らせてもらえるんだろうか?
一抹の不安を感じつつ、そういうものだとして納得することにした。
さあ気を取り直して試合再開だ。
とにかく1点取り返して追いつかなければ
キックオフと同時にゾールにパスを出す。
背は小さいが筋肉質で丈夫そうな戦士だ。
簡単にはやられたりしないだろう。
そして前に走り出す。
ゾールのドリブル、ドタドタしていてとっても遅い。
大丈夫かと心配になる。
ゾールの前に敵MFキッカが立ちはだかる。
ゾールが手に持った剣を振る。
キッカがひらりと身をかわしゾールの背後に移動しゾールの影にクナイを突き刺す。
影ぬいってやつだ。
「ゾール!!パスだ」
「無駄だよパスも出来ない」
キッカがゾールからボールを奪おうとする。
キッカの足がボールに触れようとしたその瞬間、ゾールの件がキッカを真っ二つに切り裂いた。
上半身と下半身に分かれたキッカがのたうち回る。
「ぐぉあぁ!なんでだぁぁ!?」
ゾールはクナイを引きずりながら進み続ける。
ちから?力でねじ伏せているの?
影ぬいって全然動けなかった記憶があるんだけど力であがなえるもんなの?
いろいろわけがわからんがとにかく大丈夫なようだ。
ゾールからカナザンへパスが渡る。
ゾールとは打って変わってカナザンの素早いドリブル
ナナイがボールを奪いに行くとその前にナチョスへパスが渡りそのままドリブルで上がっていく。
デンカイとドロンがナチョスとの距離を詰める。
デンカイが呪文を唱える。
【氷結刃弾】
氷の刃がナチョスに襲い掛かる
ドロンが呪文を唱えた。
【雷鳴連撃斬踊】
無数の雷がナチョスに向かって降り注ぐ
攻撃が当たる直前ナチョスがパスを出した。
そしてそのまま氷の刃と雷はナチョスに直撃しナチョスは絶命した。
ナチョスの出したボールは僕のもとへ
必ず決める。
キーパーと1対1
シュート体制に入る。
右のほうから呪文を唱える声が聞こえる。
カテナが何か呪文を唱えているようだがもう間に合わないはず
そのままシュートを放つ
ボールを止めようとデイオールが右に飛んだ。
届かない!!
入る!!
次の瞬間ゴールとボールの間に巨大な岩の壁が出現しボールははじかれた。
はじかれたボールはこぼれてゴールラインを割った。
コーナーキックか?
「ゴールキック」
えっ?最後にボール触ったのは守備側じゃないの?
「ボールに触れたのは岩であって選手ではない。よって最後にボールに触れたのはケント選手だ!」
審判にキリっと言われた。
そうなの?魔法によるなにかは、触れたことにならないの?
もーいまいちルールがわからん。
サッカーだけどサッカーじゃない。
まあ今更だけどさ。
ゴールキックで試合が再開される




