サッカーはマイナーらしい
不安だとっても不安だ。
僕の目標としては最短でキングダムカップで優勝し元の世界に帰りたいんだけど、明らかに程遠い。
1番遠い場所にいる気がする。
そんな不安を抱えながら教室へ向かう。
「今日は転校生を紹介する・・・」
先生の前置きを聞きながら挨拶のタイミングを待つ。
なんなんだろうかこの儀式、もう普通にそっと席に座らせてくくれれば良いのに
「大木戸ケントです。サッカーが得意です。よろしくお願いいたします。」
無難なあいさつでさっと済ませ席につこうとする。
ざわざわざわざわ
なんか教室がざわついている。
「なんでサッカー?なんでなんで?あんなマイナースポーツ」
「なんで野球じゃないの?」
すごく問い詰められ困惑する。
このあたりだとサッカーってそんなマイナー扱い?やりづらい。
「やめなさいよ。転校生困っているじゃない!」
気が強そうな女子の声が詰め寄る男子たちを声で威圧し退ける。
「りっリオーナだ」
一斉に引き上げる男子たちその男子たちの間から女子が出てきた。
どうやらこの女子が声の主のようだ。
ショートカットで目鼻立ちがしっかりしている。
そして何より目。
とても意志が強そうな目をしている。
「あんたもあんたよ。サッカーをするものとして堂々としなさいよ」
指さしながら詰め寄られる。
そんなことを言われても、状況がよくわかってないのに・・・などと言い訳をすると怒られそうなので黙っておく。
「あんたサッカー部に入るんでしょ?私サッカー部のマネージャーだからよろしくね」
ずいぶん強そうなマネージャーだ。
選手より強いんじゃないんだろうか。
無難に授業を過ごし・・・正確には異世界の歴史とかやられてもチンプンカンプンだし何もわからなかったけど無難にすごす。
そして部活の時間になる。




