表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

第八話

最終話まで読もうと思ってくださり、ありがとうございます。

「……一体どういうことだ?」


 一瞬の静寂の後、ギネアは震えるような声で尋ねる。隊長は睨みつけたまま諭すように返答する。


「貴方を含め3名にはウェルリンテ・スクルビアの殺人容疑がかけられているのです」


「そんなもの分かっとるわ!何故私がそんな容疑をかけられなければならない」


 ギネアの頭の中には、何故の二文字しか無い。本当に自分はやっていないというのに。確かにウェルリンテが死んで自分達は得ばっかりして疑いの目を向けられるのは分かる。しかし、この第一特殊部隊が出っ張って来るということはほぼ100%有罪だと断定された時のみ。


「バレていないとお思いですか?貴方の財務省への報告の中で巧妙に隠されていましたが、とある外国への暗殺者集団へ資金が出ていました。それがウェルリンテ・スクルビアを殺害した暗殺者集団と一致したのです」


「違う。私は、私は本当にそんなことはしていない!」


 本当に見に覚えのないことを言われ、頭がパニック状態になる。しかし、こちらを冷ややかに見て無慈悲に言う。


「言い訳はまた別の場所で聞きます。お前達、早くこの3人を……」


「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。どうして私まで連れて行かれなきゃいけないの?」


 我に返ったカルレイは焦ったように質問する。元々、ギネアが暗殺者集団を差し向けたのでは無いかと思っていたが、どうして自分までも、と。


「殺人容疑に関して、貴女は夫への関与が疑われているだけです……ですがそれよりも、その毛皮の出所の方で貴女には話がありますので」


「なっ……」


 大半の女性が、ギネアの方を見る。やっぱりかというような目もあれば、敵意に近い程睨みつけてくる目もある。


「とある毛皮商が吐きましたよ。貴女に頼まれた、と」


 カルレイは顔面から血の気を失わせる。絶対的な安全を得ていたのに、何故、と


 隊長は再び3人を連行するよう部下に指示しようとする。ギネアとカルレイは半ば放心した感じであまり抵抗も無いが、あと一人は違った。


「どうしてだ!私が何をしたというんだ!」


 カイルスは暴れて必死に逃げようとする。隊長は「結局こいつもか」といった様子。連行されて尚暴れているカイルスを自分の目の前に来させ、視線を合わせて言う。


「殿下。貴方にはギネアにその暗殺者集団を紹介したのではないかという容疑がかけられています」


「私は、そんなことはしていない!何かの陰謀だ!誰かが私を嵌めようとしている!」


 隊長はやれやれといった様子で部下に別の紙を持ってこさせる。


「殿下、これは私共が殿下の金の出処を調べた物ですが……」


「王族の者の金の出入は最高機密だぞ。お前らの方が違反しているじゃないか。不敬罪だ!」


 カイルスの黒髪は振り回され狂人のようにボサボサになっており、目は狂人そのもの。というのも、ウェルリンテへの殺人容疑は何のことかは分からないが、お金の出処を調べられると不味いことが1つあった。


「儂が許した」


 会場の後方でそう声がする。この一連の出来事のせいで誰も気づく者はいなかったが、扉を開けて入って来た人物が1人。この場でそんな発言を唯一できる者。カイルスの父親にして、この国の国王。ハル・ラン・ルイト。


「ど、どうしてここにいらっしゃるのですか?お父様……」


 今日は公務のせいで出席できない筈のハル。誰しもが同じ疑問を持った


「ここにおると、こやつらが入る時に遠慮したかもしれないじゃろ?」


 そういって特殊部隊の方を指差す。


「で、ですが。何故お許しに……」


「カイルス、お前の行動は最近目に余り過ぎていた。そんな折にウィパーからお前に怪しい点があると言われてな」


 名前を呼ばれて、隊長は礼をする。この隊長の名前はウィパーであったようだ。ハルは口をつぐみ、ウィパーの方を見ると深く頷いた。それが「話を続けてくれ」という意図だと読み取ると、ウィパーの方も頷いた。


「ゴホン……出処を調べた所、殿下が良く利用している武器商がその暗殺者集団の隠れ蓑として使っていたことが判明していました」


「……そんなこと、私は知らなかった!たまたまだろ!それだけで、私が紹介したという証拠は……」


「……これを見る限り、随分と懇意になさっていたようですが?」


 示された紙には、ある武器の詳細な製造方法が記されていた。ここルイト国が技術を結集して作った、最新鋭の魔法陣が組み込まれた戦車である。製造方法は秘匿されており、国の最高機密とされている


「それは……」


「殿下は最近その武器商から魔導砲を購入しましたよね?あれ程の大量の魔導砲を一体どうやって調達したのか不思議に思っていたのですが……まさか、王子であろうお人が国家機密をこうやすやすと持ち出すとは。そういうことも踏まえて貴方にはウェルリンテ・スクルビアの殺人容疑がかけられているのです。まあ、それがなくてもどちらにせよ国家反逆罪ですがね」


 カイルスは膝から崩れ落ちる。ホンの軽い気持ちであった。普段はウェルリンテが止めていたせいで出来なかった追加の武器購入が可能になり、更にあの最新鋭の魔導砲である。それを欲しいが為に、武器商側が出してきた戦車の情報を渡した。


 絶対にバレないように、公開されてある書類には一切書かないようにしてあったというのに。自分のお金の出入の管理書類まで見られるとは予想外であった。


「お前達、連れて行け」


 今度こそ3人とも誰も抵抗せず、項垂れてついていく。特殊部隊の20人全員がぞろぞろと出ていき、あとには静まり帰った来客達のみ。主催者がいなくなったそのパーティーは、しばらく物音1つしなかったという。



◆ ◆ ◆



 その一連を見ていたレイラはそっと給仕室へ戻り、その裏口から目立たぬように出て王城からも抜ける。宵は終わったが本格的に夜というまでは言えない城下町をレイラは1人でスタスタと歩く。


 ドレスやら宝石店やらが立ち並ぶ所をぬけ、そこで初めて乗り合い馬車に乗る。その後も馬車の揺れに身を任せながら最終地点で降りた。そこら辺は王都の庶民が住む区画で、飲食店のあちらこちらに明かりがついており、多くの人の声で賑わっている。


 そんな雑踏をよそに再びレイラは歩きはじめ、ようやく人がまばらになっている来た所でレイラは歩く速度を緩める。そして、ある赤い屋根の店の前で止まった。


「いらっしゃいませ~」


 扉を開けると、パンの香ばしい匂いが鼻一杯を満たしてくれる。レイラは慣れた様子で入りクリームパンを1つ。そして一考した後、栗を入れたパンを1つ、買うためにレジに持っていった。


「お客様、クリームパンと栗パンの計2点ですね。1100ノル頂きます」


 若葉のような緑色の髪に、紅い瞳。屈託のない笑顔を見せるその店員の女の子が会計をする。


「ケレンちゃん〜、そのお客様が終わったらあがっていいわよ〜」


「あ、はい。ありがとうございます」


 レイラがお金を出している間、工房から気の抜けたような、優しい声がしてくる。そして、ケレンと呼ばれた目の前の女の子はこれまた可愛らしい声で返答をした


「……1100ノルですね。ちょうど頂きます。またのご来店お待ちしています」


 レイラは一礼だけして店を出る。そして、そこからほんの100メートル程離れた、人通りのない暗い路地に移動する。


 買ったパンには手をつげず、なるべく温かいままにしようとやんわりとその袋を抱きしめていた時に目の前に人が現れた。先程の緑色の髪の女の子。


「ふふ、ご苦労さま」


 先程の可愛らしい声とは打って変わって、妖艶な感じを纏った声。夜であると同時に、月が美しく照っているというのも相まったからだろうか。


 そして、その声と同時に彼女の体にも変化が起きた。若葉色だった髪は、美しく神々しさを放つ金髪に。紅かった瞳は、何もかも見通さんばかりの、透き通った理知的な碧眼に。


「こんばんは。ウェルリンテ様」


「ええ、こんばんは」


 レイラから告げられた名は、死んだはずであるあの女性の名前。今回の一連の出来事のいわば、最も根本に位置するその女性。


 ウェルリンテ・スクルビア


「貴女、先にパンを食べておけば良かったじゃない」


 レイラが取り出したクリームパンを受け取ったウェルリンテはレイラはそう告げる。自分の分の栗パンを取り出したレイラは紙袋をポケットに仕舞いながら否定する。


「いえ、主より先に食べるメイドなんて古今東西聞いたこともありません」


「まあ、でも今は私は死んだことになってくから、主はいないんだけどなぁ」


「そういう問題じゃありませんので」


「ふーん、まあそう言ってくれるのはありがたいけど」


 クリームパンを上品に食べ終わったウェルリンテ。レイラも栗パンを口にする。


「どお、そのパン?」


「美味しいです。ただ、何というか独創性がないというか。多分、レシピを完璧に再現すればこうなるのでしょうが、そういう意味で予想通りの味であるというか……」


「うんうん、それ私が作ったやつなんだけどね」


 レイラは思わず咳き込んでしまうが、何とかパンは口の中で押し止める。ただでさえ今しがた失態をしたばかりだというのに、主が作った食べ物を口から吐き出すなどという失態を重ねることはできない。


「も、申し訳ありません」


「言われた通りそのまんまだからね。いやー、ただただ完璧に数値を計算して出せば良い領地の仕事とは違ってこっちの方が難しいな」


 ウェルリンテは腕を伸ばし、その煌めく星々に触ろうとするようにのびをしてから言う。


「で、どうだった?私が用意した『死亡保険』は?」


「無事、最後まで終わりました。証拠は出揃っていますから、判決が出るのを待つだけです」


「そう、良かった」


 栗パンを食べ終わったレイラは一際綺麗な星に目を向けながら話を続ける。


「でも、半年前にライラス様からこの話を聞いた時は本当に驚きました」


「ふふ、その時はごめんなさい。貴女のことは完全に信頼しているんだけども、良くも悪くも顔に出やすいから。先に伝えおくと信憑性が無くなってしまうと思ったの。多分、そんな些細なことなんでしょうけど、今回は失敗するわけにはいかないから、少しでもリスクは避けたかった」


 あの日。レイラがアルトノーベルを解雇し、1人で残った屋敷で泣いていたあの日。玄関のノックに最初はアルトノーベルが戻ってきたものだと思った。しかし、そこに来ていたのはライラスであった。


「最初はライラス様からウェルリンテ様が生きていらっしゃると聞いただけで、本当に涙が止まりませんでした」


「私が直々に選んだ私兵を舐めないでよ?どっかの馬鹿が作ったのよりよっぽど凄いわ。そんじょそこらの暗殺者集団なんて目を瞑ってても勝てるわ」


 ライラスに会ってウェルリンテが生きていると知ったレイラ。しかし、それと同時にどうしてそんな知らせが出回ったのか、と、当然の疑問を持った。


「まあ、普通は考えないわよね。()()()()()()()()()()()なんて」


「ええ、それを聞いた時は……失礼ですが、ライラス様が悲しみのあまり頭がおかしくなったと思いました」


 聞かされてた衝撃の事実。それは本当に暗殺者集団が来たのだが、それは全てウェルリンテが自身で自身を殺害するように依頼した、ようにするものだった。


「目的はギネア……にウェルリンテ様の殺害容疑をかけさせる為、でしたよね」


「そう。国のお金を横領していたから、バレない為にどうしても金が必要。借りる宛も無い。私が死ねば当然財産を狙う。そのスクルビア家の財産を自分の物にする。ただ残念なことに、私が自分を殺す用に暗殺者集団へ流した金もその財産の中に含まれているから、金の出入が調べられれば私への殺人容疑がかけられる。動機も十分あるから」


 今回の事件の全容はこれであった。ギネアの全く見に覚えのない殺人容疑。それは全て最初からウェルリンテ自身が仕組んだ物。


「だから、わざわざギリギリバレるくらいの隠蔽工作をしていたからね、あのお金は。バレないくらい隠蔽してしまったら元も子もないし、あからさま過ぎたらギネアが気づくかもしれないから。ギネアが必死で隠そうとしていた感も出せるからちょうどいいの」


 あまりにも財産の譲渡が早すぎてはバレる可能性が高まる。その可能性も考慮して、ライラスはスクルビア家の屋敷に訪れた後、そこの秘密の地下室で隠れていた。そうすれば、ライラスが見つから無い間イライラして、余計に盲目になると思ったから。そして、その目論見は見事成功した。


「ところで、カイルス様の方はどうなのでしょうか?暗殺者集団を紹介したとのことでしたが」


「ああ、あれは()()私が頼んだ暗殺者集団があの武器商を隠れ蓑にしていて、()()()()()()そこのトップと面識があって、で、()()()()私があの国家機密だとかいう砲台の設計図を欲しいと言ったら、()()()()()()カイルスに商売していたから交換条件として貰って来てくれたんだよね」


「それは……本当に、偶然のたまたまの奇跡的でしたね」


 「いやー、ほんっと偶然(棒)」と言うウェルリンテの口からは笑みが漏れていた。


「ウェルリンテ様。今の生活は満足ですか?」


 幼い頃から家を1人で守り、その小さな体からは想像できないほどの才能を見せつけてきた天才令嬢、ウェルリンテ・スクルビア。ずっと見守ってきたレイラは知っていた。あの日、ウェルリンテの両親が死んで家を守ると宣言したあの日から、一度も心からの笑みが出なかったことを。いつも理知的かつ、和やかな笑みを浮かべてはいたが、それは血を滲むような努力を隠す仮面に過ぎないことを。


「ええ、とっても」


 ウェルリンテは笑う。先程の店員としての女の子だった時に見せた、年相応の屈託のない笑みで。娘の何年もの間決して見なかった心からの笑みを。


 この計画は全てウェルリンテが立てた。やっと順調になってきた所でで、叔父のギネアが違法ドラッグの中毒者であり、国の金まで横領していることを知った。その妻であるカルレイは宝石やドレスばっかり集め、密猟までしていることを知った。婚約者であったカイルスは、大した才能もないのに自分の私兵に金を注ぎ込み、人の命をなんとも思わず、平気で浮気もする、文字通りカ(イル)スだと知った。


 せっかくここまで築き上げたものがこんな奴らのせいで崩れることだけはしたくなかった。何よりも代々伝わてってきたこのスクルビア家を、またスクルビア領民に申し訳なかった。だから、綺麗さっぱりして安心して次のライラスに継げるようにこの計画を立てた。


 しばらくは調査のせいでスクルビアの財産は使えなくなるなることも考慮したウェルリンテ。ギネアが投資した事業の利益は全てそれぞれの商会に預けられているので、スクルビアの財産としてカウントされない。再び財産が戻って来るまでの資金は十分にある。ギネアは自分で投資の才があるように感じていたが、全てウェルリンテが自分で育て上げた事業であった。予め、協力を要請しておいたのである。


「そう言えば、ミル様はどうなるのですか?」


 色々と報告をし終わったレイラはふとした疑問を尋ねる。あまりミルのことを悪く言ってなかったそうだが、どういうわけだったのか、と。


「うーん、私はあの子をそんなに憎めないのよ。勿論、学園内で勝手に他の子を退学処分にしちゃったりしたのは良くないと思うから償いは必要だと思うけど、あの子は影響を受けやすそうな子だから、あのクソ親達じゃなければもっと優しい子になったと思うし、カスに会っていなければあそこまで過激にはならなかった思うからね……まあ、そこの所はあの子の行動次第で変わると思うわ」


 既にカイルスのことをカス呼びのウェルリンテ。星が瞬く空の下、2人はそれぞれ家へと帰った。


 それからの一週間。貴族達は上へ下への大騒ぎであった。何しろあれだけ否定していた3人がまさかのウェルリンテ殺害の犯人だったのだから。勿論、3人は否定し続けたがウェルリンテが用意した証拠が何もかも表していた。


 元々、スクルビア家の財産で暗殺者集団へ金が流れていたと主張するものの、自分で自分に暗殺者を向ける訳が無い、と言われてひと蹴り。詳しく調べれば分かると言ったギネアの声に、再び調査を始めると先に国のお金を横領したことと、違法ドラッグの使用の方が明らかになった。もっとも、ウェルリンテは自分で暗殺者集団を雇ったというのはバレないように徹底した隠蔽工作をしていたので、どんなに調べた所で分かるわけが無かったが。


 結果的にギネアは死刑、カルレイは平民落ち、カイルスも幽閉という処分が決まった。しかし、ライラスが自分の家族のことだから自分にも責任があると言い、人事部を辞職する代わりにギネアもカルレイも減刑して、同じ所に幽閉する、という処分へと変わった。それのおかげで貴族内でのライラスの評価が爆上がりし、人事部を辞めた1週間後、財務省の係長としての就職が決まる。勿論、これもウェルリンテの策略の一つ、


 ミルはというと、自分の両親が逮捕された翌日、自分が今まで学園内でしてきた数々の罪を告白。ジェアル家の財産を、被害者の学園への復学やそれまで被った被害に当てた。それの行動力があって、元々平民落ちの予定だったがどこかの貴族の養子でいいのでは無いかという話になった。ただ、それをミルは自身で拒否し代わりに、ウェルリンテの遺体の一部を下さい、と願い出てきた。それを持って北方の厳しい修道院に行き、一生をかけて償いたいという申し出だった。遺体が無く困ったライラスではあったが、「ちょうど髪を切りたかったの」というウェルリンテの言葉で、ウェルリンテの髪が遺髪としてミルに届けられ、ミルはそれを大事そうに抱えて北方へ旅立った。


「これからウェルリンテ様はどうなさいますか?」


 ホクホクに焼けたパン。前よりも格段に腕が上がり、店に出しても全く問題ないと言われたウェルリンテ。レイラにそのパンを手渡す。


「そうね、ひとまず夢だったパン職人にはなれたわけだから、次は王都で店を持てるように頑張る」


「いくら必要でしょうか?ライラス様に申し付けましょう……」


「いやいやいや、自分で店を構える資金も作らなきゃ」


「……何か宛はございますか?」


「うーん、今のところは本を書こうと思っているの。私をもとにした。タイトルはそう……天才令嬢が遺した『死亡保険』」


「確かにいい考えだとは思います。巷では流行っているということも聞きますし」


「でも、なーんかこうインパクトがな。結局、死亡保険はライラスの為だけど、私が第二の人生を送るっていうのも入れたいから……」


 死んであとに残された者に与えるのが死亡保険。死んだ当の自分は何も利益が無いかと言われればそうでもない。出来なかったことができる、自由な第二の人生。


「……いいの思いついちゃった」


 ウェルリンテは無邪気な笑みを浮かべる。前の人生では決してできなかったこと。


「思いつきましたか?差し支えなけば、教えていただければ」


「いいよ。タイトルはねぇ……」




  天才令嬢が遺した『死亡保険』。『転生』付き




       【完結】

最後までお読み頂きありがとうございました。


時間とテンポを優先した為、全体的に角張った感じ?の文章になってしまい、ざまぁの部分もいまいち上手く書けず色々と反省点はございますが、星を押していただければ励みになりますのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ