第35話 オーバーフロー
巣穴の迷宮に潜って三日。
今日は一日、探索を休む予定の日だ。
未だにクリアできないゴブリンの壁について、シャリア先生に相談しようと探索士協会……に行ったら、支部長さんが出てきた。
「カラード君なら、一身上の都合で長期休暇を取っている。
授業ならば、彼女の夫の工房に行ってみることだ」
……と言われたので、ゲイルさんの工房に向かうことに。
行ってみると、工房は閉まっていたが奥からは鎚の音がしていて、ドアに手をかけると鍵がかかっていなかった。
「あら、アルマさん。こんにちは」
「こんにちは、シャリア先生」
中に入ると、シャリア先生が店内の掃除をしているところだった。
「協会で、休みを取ってこっちにいるって聞いたんですけど……
何かあったんですか?」
「うーん、実はですね、アルマさんの剣…… ニホン刀でしたっけ? 製作が思うように進まなくて、ゲイルさんが鍛冶場に籠りっきりなんですよ」
「えっ」
特に頼んで作ってもらっているわけではないのだが、そのせいで先生もゲイルさんも仕事ができなくなっているというなら、責任を感じてしまう。
「ああ、でも心配しなくても大丈夫ですよ?
実は、今までの契約書を確認してみたら、デュロイさんみたいな契約の人が何人もいまして……」
「えっ」
デュロイ氏……といえば、ゲイルさんに杜撰な詐欺契約をかけて武器を買い叩こうとした商人だ。
他にも同じような人がいたのか……
「この機に契約の再確認をしたら、収入が倍以上になりました。
……算術って、大切ですね」
遠い目をして呟くシャリア先生に、俺は「お、おう……」しか言えない。
算術できないとそこまで食い物にされるのか…… ファンタジー世界の商人って怖い。
「そんなわけで、しばらくは剣作りに集中したい、と。
色々と試行錯誤していて、なかなか進展はしないですけどすごく楽しいみたいです。
放っておくと寝食を忘れるので、私が側についてるんですけれど……気が昂って、私の方が寝かせてもらえないこともありましてですね……うふふっ」
シャリア先生が、ぽっと頬を染めてくねくねした。
そんな生々しい話を俺にされても、その、なんだ、困る……
「ところで、今日は何かご用ですか?」
「実は、先生にちょっと相談したいことがありまして……」
ゴブリンの壁がなかなか乗り越えられないことを話す。
先生は、ふむふむ、と話を聞いて少し考え込んだ。
「剣を習ったことのある戦士でゴブリンの壁にそれだけ見事に引っかかるのは珍しいですね」
「戦士じゃなくて学士ですけどね。
それと、俺は剣を習ったことはないですよ。見よう見まねです」
剣道は、TVや漫画で見たことがある程度だな。
剣道の動きをイメージしてはいるが、正確には我流だ。
「見よう見まね、ですか。ちゃんと教えを受けたことはない?」
「ないですね」
「……うーん。それなら、原因がわかるかもしれません」
「本当ですか?」
「ええ。人間に向かって斬りかかるのに慣れてないんだと思います」
「……えっ」
なにそれこわい。
シャリア先生は慣れてるの? 辻斬り経験ありなの……?
「……違いますよ!? 私は人間を斬ったことなんてないですからね!?
そうじゃなくて、剣を習っているなら、その過程で必ず立ち合いをします。お互いに剣を持って打ち合う稽古ですね。
狙うのは相手の剣ですが、それでも人と向かい合って斬りかかりますからね。そうした戦士がゴブリンの壁にひっかかることはあまりありません」
「なるほど……」
ふう、びっくりした。
この世界の剣道場は門下生同士で殺しあったりするのかと思ったぜ。
「……そうですね。折角ですし、やってみますか? 立ち合い」
「え、いいんですか?」
「ええ。ゲイルさんもさっき鍛冶場に入ったばかりですし、昼過ぎまでは出てこないと思います。
書き置きをして戸締まりをきちんとしていけば大丈夫でしょう」
そのようになった。
シャリア先生は、俺も入ったことのある奥の小部屋にゲイルさんのお昼ご飯のサンドイッチを用意しておいて、折りたたみ式の骨組みに布を貼ったフードカバーをかける。
現代日本ならラップをかけるところだが、なんだかちょっとおしゃれだ。
さらさらと羊皮紙の切れ端にメモを残し、ちゃんと戸締まりをして、俺達は工房を後にした。
最初、シャリア先生は郊外の方に出ようとしていたようだが、俺の提案で大牙亭の屋上を再び使わせてもらえないか確認してみることにした。
そっちの方が近いしな。
大牙亭に行ってミーシャと店長に確認してみたところ、丁度洗濯物を干しに上がるところだったから、昼過ぎの鐘が鳴る13時までなら良い、ということになった。
もちろんミーシャの監督つきである。
「ルティアちゃんの次は協会の受付さん? アルマさん、意外に女性の知り合い多いのねぇ」
「いや、これでもうミーシャの知らない女性の知り合いはいないよ」
「……それもそれでちょっと不憫ね!」
大変に大きなお世話だよ。
ともあれ、準備運動で軽く関節をほぐしてから、工房から持ってきた練習用の剣を構える。
練習用といっても、刃をつぶしてあるだけで立派な剣だ。
これで互いに打ち合うのか…… 結構怖いな。
「基本的に、狙うのは相手の剣です。剣を狙って払いのけて、隙が出来たら打ち込む。
防げずに打ち込まれたら負け、という簡単なゲームです。
あ、ちゃんと寸止めしてくださいね? 私を傷物にしたらゲイルさんが黙ってませんよー?」
「が、頑張ります!」
「ちなみに私は容赦なく打ち込みます。手加減はしますが覚悟はしてください」
「ひどっ!?」
くすくす笑うシャリア先生に抗議しつつ、互いに剣を構える。
俺は、剣を真っ直ぐ中段に構えたいわゆる正眼の構え。
シャリア先生は、俺の構えから身体を横に開いて剣を斜めにしたような、なんとなくゲームや漫画でよく見るような構え方をした。
勿論、シャリア先生の構えはごく自然体で様になっている。
……まぁ、構えの善し悪しなんてわからないけど。
ミーシャが洗濯物をパンと広げて干す音をBGMに、俺とシャリア先生は向かい合う。
「いつでも打ち込んできていいですよ?」
剣を狙え、とのことなので、まずはあの剣を狙う。
踏み込みながら剣を横にはじいて、返す刀で一撃、というイメージで。
……よし。
「行きます!」
声をあげつつ、踏み込んで剣を袈裟に振り下ろし──
「──アルマさんは素直ですねぇ」
コンッ
軽い音と共に、俺の剣の軌道ががくんとずれた。
野球で言うところのシンカーのような動き。俺の剣は不自然に振り下ろしたような形になって、その剣をはじいたシャリア先生の剣は真上に掲げられていて。
「えっ」
自分の剣の勢いに引っ張られて姿勢が崩れた俺の頭に、シャリア先生の剣が落ちた。
手加減された上に剣の腹で叩かれたが、涙が出るかと思うほど痛かった。
それから何度かやりあって。
「アルマさんは、筋はいいんですけど剣が素直すぎますね。
キノコやゴブリンならいいですが、牙狼ともなると黙って斬られてはくれませんので、もっと駆け引きを覚えましょう」
息も乱さず微笑むシャリア先生に、俺は返事もできなかった。
どこからどう打ち込んでも、絶対に反撃をくらうんだが……
剣をはじかれるだけでなく、俺が剣を振り上げた次の瞬間には喉元に剣が突きつけられていたり、俺の剣をかわしたシャリア先生が剣を振り上げたと思ったら腹に蹴りをくらったり、変幻自在である。
シャリア先生、強すぎる!
それだけあちこちバシバシ叩かれまくったので、身体のあちこちが痛い。
こういう時こそガイウスの回復魔法が欲しい…… ぐぬぬ。
「では、少し休憩にしましょう。
……どうですか? 少しはゴブリン相手でも戦えそうですか?」
「うーん…… どうですかね。シャリア先生には、思いっきり打ち込んでも敵わないのはわかりましたけど」
最初のうちは戸惑いつつ躊躇いがちに剣を打ち込んでいたのだが、どれだけ打ち込んでも全然あたりもしないので、いつの間にか躍起になって打ち込んでいた。
もう予定調和のごとくいなされるので逆に面白い。
ちなみに先生の長剣Lvは5である。
Lv5でこれなら、長剣Lv10ってどれくらい強いんだろうな……
「アルマさんは剣が素直すぎて、どこに来るか丸わかりですもの。そりゃ勝てませんよ。
緩急をつけて、相手の動きにも気をつけてください」
「気をつけていたら蹴りが飛んできたんですが」
あれはびっくりした。先生のスキルには格闘はないのになぁ。
「気をつける、というのは剣ばかり注目する、という意味ではないですよ?
全身の動きを同時に見て、小さな動きを見逃さないように。あんなバレバレの誘導に引っかかっちゃダメです」
おおう、あれ誘導だったのか……
全身を同時に見て動きを見逃さないようにする、といっても言うほど簡単ではないのでは?
『なんだユート、そんなのは簡単なことではないか。
手品だろうが剣術だろうが、天龍眼にかかれば見通せぬものはないぞ?』
確かに天龍眼を全開にすれば、相手がいつ何処へどう攻撃をしようとしているかなんて、手に取るよりも詳しく把握できるが…… 五秒で限界がきて激しい頭痛で行動不能になるんじゃなぁ。
天龍は何でも天龍眼で解決しようとするから困る。
とはいえ、天龍眼並とは言わずとも、その真似事くらいはできないとダメってことだ。
実際にシャリア先生はそれができているみたいだしな。
「さて、それでは休憩がてらに少しお話をしましょう。
アルマさんは、ゴブリンエンペラーのことはご存じですか?」
「あ、ええ。名前くらいは聞いたことが」
「はい。今から400年ほど前、ガブリナン地方にてゴブリン帝国を築き、七つの都市と二つの国を崩壊に導いた史上最悪の魔物ですね」
「…………ふぇっ」
変な声出た。
えっ? 魔物が都市と国を? ってかゴブリンが? ドラゴンとかじゃなくて?
ゴブリンエンペラーの話を聞いたときは、暴れ回ったといっても迷宮の中での話だろうと思っていたのだが……
「そもそもゴブリンという名も、ゴブリンエンペラーが自らをそう名乗ったいう伝説から広まったもので、それ以前は単に小鬼と呼ばれていたそうです」
「あの、先生、魔物って迷宮から外には出れないんじゃ……?」
「はい、そのとおりです。ですが、迷宮の中から外に持ち出せるものがありますよね?」
「……ドロップアイテム、ですか?」
「ええ。迷宮は周囲の魔力を吸収し続け、その魔力から魔物が生まれ、魔物の体内で安定化した魔力はドロップアイテムとして実体化します。
──では、迷宮が際限なく魔力を吸収し続けたらどうなるでしょうか?」
どうなる──と、言われても。
魔力があるほど魔物が生まれるなら、迷宮内が魔物のすし詰めになる──とか?
『迷宮の魔力は全てが魔物の生成に使われるわけではない。
迷宮が多量の魔力を蓄えれば、それは迷宮内に満ちていく。そしてその中の魔物に魔力は蓄えられていくのだ。多数の魔力を蓄えた魔物は、通常より多くのドロップアイテムを落とすこともある。
普通よりも多くの部位が実体化している、ということだな』
なるほど。
際限なく魔力が溜まれば、ドロップアイテムはひとつ、ふたつと増え、どんどんお得に……あれ?
……もし、魔物の全身がドロップアイテムになったとしたら……
「……魔物が、迷宮の外に出られるようになる?」
「はい、大変良くできました。
そのようにして魔力と魔物が迷宮からあふれ、迷宮の外へと出てくる現象を、オーバーフローと呼びます。
人の訪れない山奥や秘境で生まれた迷宮は往々にしてオーバーフローを起こします。
ゴブリンエンペラーも、そうしてこの世に生まれたと言われていますね。
逆に、魔物を倒していけば迷宮の魔力は再び魔物が生まれるために消費されていき、やがて魔力が枯渇して迷宮そのものが崩壊します。探索士とは本来、そうやって魔物の脅威を取り除くべく迷宮を探索するために生まれたと言います。
ま、現代ではそんなに堅苦しく考えずとも、迷宮から素材や魔力を持ち帰って儲けてやるつもりでいいですけどね。迷宮がなくなった方が逆に困りますし」
まぁ、無限にとれる資源採掘所だもんなぁ、迷宮……
迷宮が現代にあったら、エネルギー問題も大幅に改善されるに違いない。
「話をゴブリンに戻しますが…… 彼らゴブリンは、魔物の中でも特に残虐です。
エンペラーが支配したゴブリン帝国では、ゴブリン以外の種族の扱いは家畜以下…… 数え切れないほどの人が遊び半分に殺され、最終的な死者数は50万人に登ったと言います」
「ごじゅ……っ!?」
「帝国崩壊の最たる要因は、食料不足だそうですが…… その原因は、ゴブリン以外の食料を生産する種族が全滅したことにあります。
……文字通りの全滅です。帝国が滅びた後、生きた人間は一人も見つかりませんでした」
壮絶だ…… 地球でも人類の歴史は戦争の歴史だというが、それでもここまで壮絶な虐殺をやらかした例はそうそうないんじゃないだろうか?
死者数で言うなら、これを上回るものもあるだろう。
だが、死亡率100%というのは、流石に、無い筈だ。
「そして現在でも、ゴブリンの残虐な性質は変わっていません。
幸いにも巣穴の迷宮に現れるのは低級なゴブリンですが、それでも彼らに殺されたり、殺されかけた探索士は少なくありませんよ。
無事だった人も、明らかになぶり殺しにされかけていたり、装備や衣服をはぎ取られて辱められたり…… 心に傷を負って探索士をやめた人も、何人も見ました」
シャリア先生は元探索士で、今は協会の受付担当だ。
相手がゴブリンに限らずとも、そういった探索士の末路をいくつも見てきたのだろう。
「ですから、ゴブリンを斬ることを躊躇わないでください。
ゴブリンに限らず、迷宮の魔物はすべて、侵入者に対して敵意しか持ちません。一瞬のためらいが、貴方の、仲間の、そして誰かの命を奪うのです」
「………………は、はい」
ゴブリンの意外なおそろしさに、思わずごくりと唾を飲む。
ザコ・オブ・ザコ、永遠の初心者向け討伐対象、スライムと並ぶ最弱の代名詞、ゴブリンに関して、そんな恐ろしい話を聞くとは夢にも思っていなかったぜ……
「ところで、そろそろ休憩は終わりでいいですか?」
「す、すみません、もうちょっと……」
ひらひら、と手を振る。
身体だけでなく、額にちょっといい一撃をもらってしまって、横になりながらの授業だったのだ。
残念ながら、膝枕というわけにはいかなかったが。……残念ながら。
「ねぇ、それじゃアルマさんが寝てる間、私もちょっとやってみていい?」
洗濯物を干し終えて、休憩しながら俺達の打ち合いを見ていたミーシャがぱっと手を上げた。
今日は洗濯物が少なかったらしく、早めに仕事を終えて見学していたのだ。
下に降りればまだ仕事はあるのだろうが、屋上を使っている間は見ているように、との店長からのお達しだ。
仕事の邪魔になってるかな、と思ったのだが、他の店員もいるし昼間はそれほど忙しくないので大丈夫、と言われた。
「そうですね、場所を使わせてもらっていますし、少しだけなら」
「やった! おとうさんは剣を教えてくれなかったのよね」
小さくガッツポーズしながら、ミーシャは嬉しそうに剣を拾い上げる。
先生と向かい合う位置に立って、ひゅんっ、と剣を構える様は、長剣スキルもないのに様に……なって……
ミーシャ・レイン 人間 Lv13
女性 17歳 天属性
勇者Lv8 ― 世界に他の勇者がいないこと
(スキル中略)
長剣Lv1
おい。
長剣Lv1になってるんだけど。
『……以前、魔法の訓練をした時には、あの娘に長剣スキルはなかったと思ったのだが』
毎日確認しているわけではないのだが、俺もミーシャに長剣スキルはなかったと記憶している。
まさか、見学していただけで生えてきたのか……?
すごいな勇者、どんだけだよ!
「足は肩幅に開いて、剣の握りはこう…… 姿勢が素晴らしいですね。何か武術の経験でも?」
「ううん、何にも。お触りしてきた客をひっぱたいたことくらいしかないわ」
あと俺を蹴るくらいかな!
そういえばあの時も格闘スキルが生えてきたっけ。それ以前から、両手にジョッキや料理を持ってテーブルの間を縫う身のこなしは滑らかだった。
ウェイトレスの仕事も侮れない。あるいは天性の才能か。
打ち合いが始まると、最初はあっさりとシャリア先生に剣をはじかれていたのが、指摘されるたびに改善されて、剣を打ち合わせる時間が少しずつ長くなっているのがわかる。
スポンジが水を吸うように、という言葉そのままだ。
勇者の成長率は恐ろしい。
あるいは俺のアビリティも上乗せされているのか。何倍くらいの成長効率になっているのか不思議だ。
しばらくして俺が起き上がれるようになると、今度は俺とミーシャとの打ち合いになった。
流石に俺の方が上のようだが、さっきスキルが生えてきたばかりとは思えない剣さばき。
とはいえ、シャリア先生のように手も足も出ないわけでもないので、攻撃にしろ防御にしろいい練習になっている。
それはミーシャにとっても同じようで、昼の鐘が鳴り響く頃にはミーシャの長剣スキルはLv2になっていた。
成長早いよ!
「それでは、今日はここまでにしましょう」
「ありがとうございました!」
ミーシャと二人で一礼して、皆で階下に降りる。
今回の剣の練習は、ゴブリン対策というだけでなく色々と得るものもあった。
キノコやトレントやゴブリン相手では出来ない駆け引きが練習できたのもそうだし、相手に剣を打ち込むのにも幾分抵抗がなくなってきたようにも思う。
それに、天龍眼では確認できない自分の能力に見当がつけられたも嬉しい。
おそらく、俺の長剣Lvは3だ。
Lv5のシャリア先生には敵わないが、Lv1のミーシャよりは強いことが実感できて、Lv2に上がってもまだこちらが上だという感覚があった。
誰かと比べてみれば、自分の力量の目安を知ることもできそうだな。
「剣を振るのって、結構楽しいわね! アルマさん、また今度時間がある時に相手してね?」
「ああ、俺もミーシャ相手ならいい訓練になるよ」
「おや、心外です。私ではご不満ですか?」
「不満っていうか…… シャリア先生は強すぎて勝負にならないので」
「手加減しては訓練にならないですからね!」
堂々と胸を張って言う先生であった。
そういえば剣に関してはスパルタだったな、と思い出しつつ苦笑するしかなかった。




