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魔女の狩人  作者: 秋
36/71

迷い、そして歩み

迷っている……。

この震えは、確かにそういうことなのだろう。だが……。

「災厄の魔女」こと「名切美月」は、

狩人である俺に堂々と背を向けて歩いていく。目的は、わかっている。

紅葉新一の監視だろう。そして俺の目的は、奴を殺すこと。

こんな場所でじっとしていることなどではない。

なのに……。

「何故、動けない? 何故……」

生きることに迷っているのならば、死ねばいい。

彼女の頭が木霊する。

「迷うな!」

そして、俺こと城内武は、歩き始める。

魔女の跡を追って……。

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