表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女の狩人  作者: 秋
22/71

友達

千春と、それから名切さんとも別れ、

俺は城内と夕暮れ時の公園に来ていた。

「何を考えている! お前は!」

それは、さっきから自分自身に問いかけているものそのものだった。

だから俺は、こう答えるしかなかった。

「さあ?」

「ふざけるな!」

城内の罵倒はもっともだろう。

でもーー。

「ふざけてなんか、ないさ」

「それが、ふざけていると言っているのだ!」

微笑んだ俺の表情を指差して、城内は苛立ちを隠せない。

「千春から聞いていたわけでもないし、今日、初めて知ったんだが……」

「……」

問い詰めた訳ではない。

だが、城内は押し黙っている。

「千春はさ、結構モテるんだ。中学入ってからだって、小学校の時だって、男子に告白されてたよ。まあ、中には女の子なんかもいて……ははっ」

そう。そんな妹が、彼女が選んだ相手が……。

「城内武」

俺を殺そうとしている。そして名切さんをも殺そうとしている。

異端者を殺そうとしている。そしてニュースが事実ならば、異端者と関わった人間をも殺そうとしている。つまりは、千春までも殺そうとしている。それを考えるだけで、頭がおかしくなりそうだ。

でも、だからこそ、たった一つだけ。

いい方法がある。

そう、これしかない。

誰も殺させない。

「ーーなんだ?」

「俺と友達になってくれよ」

そう言って、俺は手を差し出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ