いないよ?
私はゆりちゃんと二人で帰っていた。
「・・・ねえかなちゃん。」
ゆりちゃんがこわい顔で言った。
「な、何?」
「あのさぁ・・・わたし、一番下のお姉ちゃんだったよねぇ?」
「え?そうでしょ?」
なんでそんなこと聞くんだろう。
私がそんなことを考えていると、ゆりちゃんは泣きそうになって言った。
「今ね、思い出したの。わたしのこと、お姉ちゃんって呼んでた子がいたのを。」
「えっ・・・?」
私はびっくりして言った。
「ほら、一緒に遊ぼうって言った子・・・。」
「あ、ほんと、だ・・・。」
確かにあの時・・・
[ゆりお姉ちゃん]って・・・言ってた。
「どうしよ・・・。」
「どうしようって、別に何も起こったりしないよ。」
私は少し笑って言った。
だけど、ゆりちゃんは泣いてた。
「わたしね、お兄ちゃんから聞いたの。家族ごっこしたくて公園に行く途中、車にひかれて死んだ女の子がいるって・・・。」
私はどう答えようか迷った。
でも、考えて考えて考えてから言った。
「大丈夫。私が何とかするからっ!!」
「え・・・?」
ゆりちゃんはびっくりしてた。
だよね~。
だって私、霊感とか一切ないんだもん。
でもいいんだもん。
大丈夫だしっ!!
「かなちゃんやめてよぉ・・・。かなちゃんまで・・・」
ゆりちゃんはまた泣いた。
ややや、やめてぇ!!
「きゃーー!!」
えっ?
あの声って・・・
「ももちゃん?」
はもりました。
「かなちゃん・・・、あっちからだよ。」
「う、うん。行こ。」
わたしを先頭にして、そぉっと歩いた。
「あ!!」
私たちが見たもの。
それは・・・
ももちゃんだけ。
「も、ももちゃん・・・?」
「あ、かなちゃんとゆりちゃん。どしたの?」
「え、どうしたのって・・・」
意味が分からん。
分からなさすぎるよ。
マジで。
「ももちゃん、叫んでたでしょ・・・?」
ゆりちゃんが言った。
「え?あ、あれは・・・」
「あー!!全くもうっ!!」
信じられないっ!!
まさかあの叫び声が・・・
ミミズ!!
ミミズにびっくりしただけ!!
もう、心配してソンしたよぉ!!
「ごめんねかなちゃん。えへへ・・・。」
「もー!!えへへじゃなーーい!!」
「かなちゃんそんな怒んないで・・・。」
ゆりちゃんはすっかりあきれてるっぽいし・・・。
「ごめんったらー!!」
ももちゃんは逆ギレ状態。
「あ、ねぇ・・・そういえば、すずちゃんは?」
ゆりちゃんが言った。
「そういえばそうだね・・・。」
ももちゃんも考えこんでる。
「うーん・・・どこいったんだろうねぇ。」
「ももちゃん、人事みたいに言わないの!!」
私がそう言っても無視。
「ちょっとももちゃんっ!!」
「うるっさいなぁ!!」
えっ!?
ももちゃんなんでそんな言い方になってんの?
「あ、すずちゃん!!」
へ?あ、すずちゃんだ!!
「ももちゃんっ!!すずちゃんいた・・・」
私は振り返りながら言った。
でも・・・
ももちゃんはいなかった。
「あれ・・・?ねぇゆりちゃん、ももちゃんがいない・・・」
「え?ももちゃんはさっきからいなかったけど?」
ひゃー!!
面白かったですか?
これで終わりですよー!!
ここでネタばらし!!
えっとねぇ、ももちゃんは、いないです!!
ってか、いなくなったって感じ?
家族ごっこ終わってからのももは、ニセモノです。
ゆりちゃんが言ってた女の子が体をのっとったのです!!
で、幽霊みたいなものだし・・・。
かなにしか見えてなかった!!
いつの間にか霊感が・・・!!
ってなわけです。
あと・・・なんだっけ。
えーっと・・・
あ、そうだ!!
えっと、これの一つ前の話。
そろそろ帰るよー!!の後。
返事が多いんです!
四人のはずなのに、四人が返事してるんですっ!!!
うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
怖い!!
怖すぎーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
やばいいいいいいいいい、よ。
とにかく、怖かった・・・ですか?
あ、あとちなみに、すずちゃんには何もしてません。
女の子がももちゃんを選んだ理由は、生命力強かったから。
ってことにしてます。
一応。
はい。
でわでわ~☆